自分では全く弄らなかった乳首は、八王子くんが触っているってだけでしっかりと性感帯になっていた。 摘まれたり、弾かれたりしただけで、僕の口からは媚びるような嬌声が漏れて恥ずかしい。 グッと唇を噛んでいると、「噛むならここ噛んで」と、ジャージの裾を引っ張られた。 「で、でもこれ、八王子くんの…」 彼から借りた服を噛むなんて無理。 それで断ろうとしたら「言うこと聞けるよね？」とピシャリと言われて、僕は恐る恐るジャージを控えめに喰んだ。 が、それも最初だけで、愛撫が再開されると遠慮をする余裕もなく、しっかりと噛ませてもらった。 乳首がジンジンして、痛みを感じ始めた。 やめてもらおうと彼の手を拒もうとした瞬間、八王子くんがそこを口に含んだ。 「えっ！？やっ！？だめ！ そんなとこ舐めちゃ…、あぅっ」 柔らかい舌や唇だと、痛みが軽減される。 それどころか濡れた感じが指とは違う気持ち良さで僕は再び強くジャージを噛んで声を我慢する。 必死になっていると、彼の手が僕のパンツを下ろした。 見なくてもそこがしっかりと立ち上がっていることが分かる。 恥ずかしい… 女の子じゃないのに、おっぱいだけで気持ちよくなるなんて… 彼の手が僕の竿を掴み、上下にしごく。 僕の手より大きくて、慣れた手つきの愛撫に、僕は前回のようにすぐ達しそうになる。 「あっ…、それだめぇ… すぐ出ちゃうからぁ」 何より、八王子くんがしているということが、興奮材料となってしまう。 彼の方は今だに僕の乳首を吸っている。 射精感がせりあがり、僕はあっという間に吐精してしまった。 最近は後ろの拡張に精一杯で、最後に射精したのは、八王子くんにされた時以来だ。 だから、長々と出した快感に浸ることになった。 「濃…」 八王子くんが、僕が出したものを指で弄ぶ。 恥ずかしすぎる。 「うぅ…、僕はもういいので、早く後ろ使って下さい」 僕は膝を抱えて、入れやすい体勢をとる。 なぜか僕が気持ちよくさせられていて、恥ずかしすぎて嫌だ。 彼は僕の顔を見ながら、指を僕の中に埋めた。 「えっ！？汚いから！その、ゴ、ゴムをっ」 まさか素手でそこを弄るとは思わず、体を起こしかけるが、それより先に彼の指が僕のしこりを押し上げた。 「ああっ！？」 自分で弄っている時は感じなかったのに… なんか変だ。 「せっま…」 と、彼が呟く。 僕の拡張が足りなかった！？ 僕は慌てて「狭く感じるかもしれないけど、入るはずだから！」と言った。 「俺は痛がってる奴に無理矢理つっこむような鬼畜じゃないんだけど」 と、彼に睨まれ「そ、そう言う意味じゃなくて…」と更にオロオロしてしまった。 どんどん墓穴を掘ってしまう！ でも、ここで辞めてしまったら、僕だけが気持ちよくなって終わりになってしまうし… 「いいから。俺の好きにさせろって」 と、彼に言われて僕は再び諦めて体の力を抜いた。 まだ飽きられていないなら、いいのかな…？ でも、一体八王子くんは何をするつもりなんだ？