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18.Night~捕らえられて

 足首にあった手が突然オレの腰を掴むと思いきり開脚された。  端っこに追いやられたジャンビーアのことしか頭になかったオレは、思いもよらない体勢を取らされたことで、体が硬直した。 「孔を広げろ」  頭領の声が、真っ白になりつつあるオレの頭に響く。  そうしたら……。  太くて冷たい何か。  それが後孔に入ってきたんだ。 「……っつ!!」 「もっと腰を上げさせろ」 「っあ、いやっ、やめろっはなせっ!!」  頭の指示どおりに動くその手によって、オレの腰が持ち上げられる。  後孔にあてがわれた硬い何かから、液体が空気音を立てて体内へと入っていく……。 「んっ、ぅああっ!!」 (まさか、さっきの小瓶!)  そう思った時、オレの頭は真っ白になる。  ただでさえ乳首に打たれたのに、後孔にも媚薬を入れられたら、オレはどうなってしまうんだろう。 「下のお口は、なかなかいい飲みっぷりじゃねぇか、なぁ~?」 「な、にを……」  下卑た笑い声と、液体がコプコプという音が真っ白になっている頭に響く……。

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