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2.Meet Again~同衾
オレが大嫌いな金持ちたちが――。
物珍しそうに視線を送ってくる。
媚薬を全身に浴びたおかげで、体じゅうが疼く。
拒むことさえできず。
自分が今、どんな辱めを受けているのかも考えられず――。
ただ、熱に浮かされる。
「っあっ……」
体が熱い。
痺れるような感覚が、足のつま先から頭のてっぺんまで行き渡っている。
「そこの人、どうだい? この召使い、欲しくないかい?」
一味の連中が、『お頭』と呼ぶ頭領は、行き交う鼻持ちならない金持ちを呼び止める。
おかげで、オレの周りには人だかりができていた。
「胸は小せぇが、なかなかのものだろう?」
人買いのひとりがそう言うと、むき出しになっている乳首を突き出すようにねじり、集まった観衆に見せつけた。
「こうやって摘んでやると……」
「あああああっ!!」
媚薬の効果が上乗せして、どうしようもない快楽が両乳首に集まる。
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