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第27話 全部、見てください♥

「お散歩、戻ってきちゃったの?」  煌也が笑う。 「う……ん……も……おねが……」  郁は、煌也の膝に縋り付いて、おねだりをする。 「どうしたの? 郁?」 「……あっ……、おねが……、もう、後ろ……沢山、……して……♥」 「何をすれば良いの?」 「後ろ……っ、煌也ので……、ガンガン、突いてぇ……っ♥」 「それは良いんだけど……一緒に連れてきたあの人は、誰?」  煌也が、視線を後ろに向ける。そこには、明利の姿があった。  試験を向けられた、明利の肩が、びくっと動いたのが見えた。 「……見学、……だって……それより……」  そんなことよりも、早く、後ろを、煌也の性器で、突いてほしい。煌也に、縋り付く。 「ふうん……じゃあ、もっと、近くで見て貰おうか。あの人のこと、呼んでおいで。ちゃんと、近くで見てくださいって言うんだよ?」  郁は、物足りない気分を堪えながら、明利のほうへ向かう。  ベッド外に立ち尽くしている明利に、郁は呼びかける。 「……あの……、もっと……近くで……、俺のこと……、見てください……っ♥」  明利は戸惑っている様子だった。 「せっかくなんだから、近くで見なよ」 「そうそう。大丈夫だよ、白バンドの子には何もしないから」  ギャラリーに促されて、明利は、おずおずとベッドに上がる。郁は、四つんばいのまま、煌也の所へ戻る。 「……早く……、煌也……ぁ♥」 「ちゃんと、見てくださいって言ったの?」 「言ったよ……」 「郁、……俺が、どんな風に、あの子に言って欲しいか……解るよね?」  耳を噛みながら、煌也が言う。 「っん♥ あっ……♥ あっ……♥ っっん♥」 「ほら……」  促されて、郁は、明利を見やる。明利は、顔が真っ赤だった。それでも、視線は、郁に釘付けだった。 「……ん……っあっ……、明利さん……♥ 俺の……、恥ずかしいところ……、全部、見てください♥」 「恥ずかしい、なに? ちゃんと言って、郁」 「っん……♥ 俺の……恥ずかしい、アナルで、セックスするところ……、見てて♥」 「っ……っ!!」  明利が、口をパクパクと開けて締めしている。郁は、なんとなく、優越感を抱きながら、明利を見やる。 「こ……や♥ 入れて良い? 煌也の……。煌也のも……、準備万端だし♥」  郁が、煌也の性器を撫でる。頬刷りするような勢いだった。 「……そんなに欲しい……?」 「欲しい……♥」 「じゃ、後ろを抜いて……、それから、あの子に見えるように、自分で入れてみて」  許しが出たので、郁は、すぐに、電動プラグの尻尾を手にもって、引っ張る。 「あっ……っああああ、抜けちゃう……っ♥」  抜け出た電動プラグは、小刻みな振動を繰り返していた。たっぷりとローションで濡れて、イヤらしく輝いている。 「おー、郁ちゃんの、ケツマンコ、いつもながら、綺麗だなあ♥」 「ほら、あんたも、よく見せて貰いなよ」  ギャラリーが、明利に、郁を良く見るように促す。 「郁ちゃん。ナカまでよく見えるように、そこを、広げて……」  言われたとおりに、ベッドに膝を付いたまま、双丘を掴んで、広げて見せる。  真っ赤に充血したアナルは、ナカまで、よく見えた。もの欲しそうに、蠕動を繰り返しているのまで、はっきりと、明利には見えただろう。ナカは、ローションで満たされていて、ぬらぬらと妖しく光っていた。 「あっ……♥ あ……っ……明利、さ……、俺の……見てます?」  確認すると、「はっ、はいっ……っ!」と裏返った明利の声が聞こえてきた。 「……うふふ♥ ……今から……ここに、煌也の……♥ 入れるんです……煌也の……♥ すっごくおっきいから……気持ち良いんです……よ♥」  勃ちあがっている煌也の性器の真上に間違って、ゆっくりと腰を下ろしていく。 「あっ……♥ あああああ……っ♥ あっ……ん……♥ 気持ち良い♥ あ……♥ やっぱり、コレがいちばん好き……♥」 「郁ちゃん、ホントに、美味しそうにチ○ポ食べるよねぇ」 「郁ちゃんの大好物だもんね」 「他人棒が欲しくなったら、すぐに言ってね」 「郁ちゃんの為だったら……、すぐに十本くらい集まるよ」  ギャラリーたちの声も温度が高い。皆、興奮している。自分の欲望を引きずり出して、各々が手でしごいている。欲望の中心は、甘い嬌声を上げて、思い切り喘ぐ郁だった。 「あっ……んん♥ あっ……♥ 煌也の……♥ 煌也の……っ♥」  我を忘れて、郁は自ら腰を進めたり、引いたりを繰り返していた。  

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