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第134話

「動力源は魔力です。魔力を供給すれば半永久的に動きます。芸術品として鑑賞して下さっても結構です。あるいは金塊にされても、価値が損なわれる物ではありません」  相国はささやかに、その目をすがめた。 「純金でできております」  黄金の鳥はお兄様の指の上でパタパタと羽を動かすと、再び広間の宙へ羽ばたいた。  二回旋回すると、ひらりと金の尾をたなびかせて…… 「わっ」  ぽふん  俺の頭の上に降りてきて、羽を休めている。 「おやおや、お気に入りを見つけたようで」 「解せんな。これは我が勇者への貴公からの贈り物か?」 (我が……って!)  我が国の……って意味だよね? 「とんでもございません。陛下に断りもなく、寵姫様へ贈り物などと恐れ多い」 (寵姫……って?)  俺のこと??  ………………  ………………  ………………  キャアァァアアー!!

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