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第62話

「喧嘩はしちゃだめ。仲良くして。ちょっとなんで服を脱いでるの?」 「何でって暑いからに決まってるだろ。それに仲良くしてって湊、さっき言っただろう。新と喧嘩せずに仲良くするためにはこの先に進む必要がある」 「湊に無茶をさせては駄目だって分かってはいるんだけどね」 「俺も新も我慢するにも限界がある」 服をあっという間に脱ぎ捨てて二人は裸になった。 「陽斗の久し振りに見たけど相変わらずでかいな」 「そうか?そう言う新のほうこそ大きいよ」 起きようとしたら、 「誰が起きていいって言った?」 陽斗と新が両隣に座り込むと体をがっしりと押さえ込まれた。 「待って……や……」 思わず身を捩って隠そうとしたけど二人の手に阻まれた。 「嫌じゃないだろ」 「もっと気持ちよくしてあげるからいい加減諦めろ」 やわやわと性器を揉み込まれ、腰が溶けてしまいそうな大きな喜悦のうねりが幾度も全身に広がっていく。 さっきイッばかりなのに。痛いくらいに硬く張りつめた性器を二人がかりで唇や舌で愛撫されると、もう声が押さえられなくなる。恥ずかしさで頭がくらくらしてきて涙が滲んだ。 「イキそう?」 いやいやをするように頭を振ったけど、舌先で先端を弄られ、濡れた音を立てて唇でしごくように舐められると込み上げてくる快感は際限無しだ。 指で、舌で、唇で僕の性器を刺激しながら、陽斗の唇が脚の付け根の柔らかな皮膚に触れてきた。 性器をしごかれながらそこをくちゅくちゅと吸われ、僕は全身を震わせながら仰け反った。 皮膚が弱いせいだろうか些細な刺激でも快感は怖いほどで。恥ずかしくて堪らないのに高い声が次から次に溢れてしまう。 頭のなかが真っ白に染め変えられていく。恥ずかしさより快感が増してなにも考えられなくなっていく。 大きく足を開かせられ、双丘の奥に、陽斗の長い指がそっと触れた。
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