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 シャワーを出して誤魔化しつつ、濡れない場所でロイドは身体を拭った。  一通り終えて脱衣所へ戻って、すぐに服を着た。今日もばれなかった。ロイドはほっと安心した。  部屋へ戻ると、アンディがちょうど皿の片付けを終えたところだった。 「アンディさんも休んでください」 「分かった」  ありがと、と、アンディはロイドに笑顔を向けて脱衣所へと向かっていった。  アンディを見ると高揚感とは違うドキドキに包まれて苦しい。アンディに本当のことを言えずにいて苦しい。ロイドの中にある迷いは、どうすれば解決するのだろうか。  ロイドはアンディが向かっていった方へ視線を向けながらひたすら考えていた。

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