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ずっと言うべきか悩んでいた、ロイドがアンドロイドであることを、今言ってしまえばアンディの役に立てるかもしれない。それに、二人の会話からアンディはアンドロイドに批判的な印象はないという印象もロイドにはあった。
三人の視線がロイドに向けられる中、再び口を開く。
「僕でよければ、被験体にしてください。実は僕、アンドロイドなんです」
アンディは驚いた表情を見せた。やはり、ロイドのことを人間であると思っていたようだ。
アンディはしばらく考えて、ロイドの方を見ながら言葉を放つ。
「……部屋で話をさせてくれ。サリー、ライル、お前らもだ」
「こちらです」
ロイドは三人を連れて家へと戻っていった。
ちらりとアンディを見ると、険しい顔をしたままそっぽを向いていた。
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