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 しばらくすると、サイレンの音が鳴り響いた。警察がやって来たようだ。 「こちらです!」  サリーの叫ぶ声がして、走ってくる足音がした。ぞろぞろと警察官が来たらしい。 「不法侵入で逮捕する」  カチャ、と音がして、離れていく足音がした。  ふう、とライルの安心した声が聞こえた。ひとまずは解決ということだ。  ロイドもようやく安心していると、突然身体が持ち上げられる感覚に包まれた。 「あっ、ちょっと!」 「今の状況で被害者から事情聴取をするのは不可能だ。ライル、とりあえず不法侵入の方をどうにかしておいてくれ。頼んだ」 「えっ、所長!?」  アンディはロイドのことを背負ってどこかへ向かって歩いているようだ。いつもよりも速く感じるので、早足なのだろう。

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