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「ロイド、すぐに治すからな……」
今にも泣いてしまいそうなほどの震える声。アンディは今、かつての記憶と闘っているのだろうか。それほどまでに、ロイドの修復を最優先にしたいらしい。
「アンディさん、大丈夫です。僕はずっとアンディさんのところにいます。そう言ったじゃないですか」
それに、アンディに好きときちんと伝えたいから。
アンディの背中の温もりの心地よさに全身を預ける。絶対に離したくない、そう思いながら。
何度かドアを通る音を聞き、ようやくアンディの動きが止まった。そして硬い台の感触が背中から伝わってきた。
「今から治すために電源を落とす。次に起きたら絶対に治ってるからな」
「はい。必ず起きますよ」
カチッ、という音とともに、ロイドの意識が徐々に消えていく感覚がした。
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