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「そうか……。俺があの先を教えてやるよ」  そう言うと、アンディはベッドに上がってきて、ロイドの身体をそっと横たわらせた。 「アンディさ……んっ!」  覆い被さる格好で、アンディはロイドに再びキスをしてきた。獣のような勢いでロイドの唇を吸いながら、舌を割り入れてくる。反射的にロイドは口を開くと、あっという間に舌を絡め取られてしまう。 「はぁ……」  舌先に電気が集まっているような痺れた感覚がする。ロイドは不思議と心地よく感じ、舌を懸命に絡ませた。徐々にアンディの唾液でロイドの舌が湿ってくる。溢れてしまいそうになり、滴る液体を必死に飲み込んでいく。 「んっ、ん……あっ、アンディさんっ!」  気付けばロイドのシャツはめくれ上がり、アンディに上体を晒していた。そこへ、アンディの手がするするとすべっていく。

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