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「あぁ、ちょっ……んぅ……」 「ロイドの肌、気持ちいいし、もっと可愛い声を聴きたい……」  アンディはロイドの口元から舌をすべらせ、首、胸元へと順番に移動していく。そして胸元の突起を啄む。 「はぁっ! それ、はっ……」  人間を模倣しただけの器官だと思っていたそこは、唇よりも熱を感じていた。  アンディが刺激を与えるたびに、ロイドの口から高い声が漏れ出てしまう。ロイドは恥ずかしいと同時に、アンディにもっと触れられたいと思っていた。ロイドはアンディの肩に腕を回し、全身をアンディに密着させる。  ふと、アンディの脚の間に何か硬いものがあることに気付いた。ロイドの膝に触れた途端、アンディはそれをぎゅっと押し当ててきた。 「あっ……アンディさん……。あっ、まって!」  チラリと見つめてきたアンディの瞳は、熱を帯びているようだ。 「嫌だ……。ロイドも、熱くなってるだろ?」

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