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「はあぁ」  全身に電流が激しく駆け巡る感覚が広がる。そして中からアンディの指を感じている。初めて感じるものがやけに嬉しいのは、アンディに与えてもらっているからに違いない。 「あっ、や、あぁ……な、んっ……」  アンディはロイドの口を塞ぐようなキスをしてきた。一気に熱を感じているせいか、ドキドキと電流のような感覚に、ロイドは全身を震わせていた。それでもアンディはずっと繰り返していた。  しばらくすると、突然アンディは離れていってしまった。ロイドは急になくなったアンディの温もりを確認するために、いつの間にか閉じてしまった目を開けた。  目の前には、服を全て脱ぎさったアンディの姿があった。研究ばかりしている印象のアンディであるが、その身体は意外にも引き締まっていた。ロイドがじっとアンディを見つめていると、アンディは身体を近付けてきた。そして中途半端に脱げたシャツを完全に脱がせたかと思えば、両脚を高く上げた。

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