49 / 689
24※
※(過激な「性奴隷契約書」内容注意)
ケグリ氏と結婚するか…――千日間、ケグリ氏の性奴隷となるか。
「……、…、……」
僕はケグリ氏に、この選 択 肢 を提示された時、時が止まったような気がした。――ガタガタ震えながらあんぐり口を開けて、顔色を青ざめさせ、そして固まってしまったことだろう。
そう…――あの“二枚の契約書”の内容は、一つは“婚姻届”であった。
そしてもう一つは…“性奴隷契約書”であったのだ。
――『性奴隷契約書』
『 本契約書はノダガワ・ケグリ、ノダガワ・ズテジの二名(以下二名をまとめる際は「ご主人様」とする。)とツキシタ・ヤガキ・ユンファ(以下性奴隷ユンファとする。)が「性奴隷契約」を以下のとおり交わしたことを証明するものである。また本契約書は、以下のとおり契約の内容および誓約を定めたものである。
ツキシタ・ヤガキ・ユンファの養父(ツキシタ・ユウジロウ)の借金をご主人様のお情けで一千万円とし、その借金をツキシタ・ヤガキ・ユンファが『KAWA's』および『AWAit』に一日勤務するたび、ご主人様へ一万円返済できるものとして、両者は「千日間の本契約」を締結することとする。
なお、本契約期間中のツキシタ・ヤガキ・ユンファの養父母の生活費は、ツキシタ・ヤガキ・ユンファの『KAWA's』および『AWAit』の働きぶりによる歩合制として養父母にご主人様から支払われるものとする。ただし、その労働貢献具合により増減額される。
また、その生活費は月々借金に加算されるものとする。『KAWA's』および『AWAit』労働における、避妊のための避妊薬も必要に応じてノダガワ・ケグリがツキシタ・ヤガキ・ユンファに配給されるが、その費用も借金に加算されるものとする。
そのため、現段階では「千日間」と期間を定めるが、借金額の増額により期間延長となる場合がある。(以下「本契約期間中」と表記する。)
なお、ご主人様はいついかなるタイミングであっても本契約を反故、内容変更をすることが可能だが、本契約期間の期間満了時まで性奴隷ユンファは、本契約をどのような事情においても反故することはできない。ご主人様は本契約書をいつでも加筆変更することができるが、性奴隷ユンファはその権利を有さない。
本契約書に両者がサインした時点で、ノダガワ・ケグリ、ノダガワ・ズテジの二者はツキシタ・ヤガキ・ユンファの「ご主人様」となり、ツキシタ・ヤガキ・ユンファはその二者の「性奴隷ユンファ」となる。
また本契約書は、カフェ『KAWA's』およびハプニングバー『AWAit』経営者ノダガワ・ケグリとツキシタ・ヤガキ・ユンファの雇用契約書と兼する。
1.性奴隷ユンファは自分の意思で本契約期間中、ご主人様の性奴隷となることを誓います。また、同時にカフェ『KAWA's』、ハプニングバー『AWAit』の従業員として労働契約し、借金の残額分の期間を満期として労働いたします。なお性奴隷ユンファは、勤務中、勤務時間外においても、ご主人様のご命令はいかなるものも拒否する権利を自ら放棄し、ご主人様に服従いたします。
2.性奴隷ユンファはご主人様が好きなようにお楽しみいただけるおもちゃであり、ご命令があればどのような人にもご奉仕する公衆肉便器であり、いついかなるときにもご使用いただけるオナホであり、ご主人様の生活をささえる奴隷家政夫であり、ご主人様のご利益を生むための道具であり、ご主人様に生命管理をしていただく都合の良い家畜です。ご主人様がお許しにならない場面での性奴隷ユンファは本契約期間中一切の人権を放棄し、思考、肉体、睡眠、飲食、行動、排泄等生命を維持するための行為もすべてご主人様に管理していただきます。
3.性奴隷ユンファを調教する権利、性奴隷ユンファの精神の自由およびあらゆる権利、性奴隷ユンファの肉体の自由およびあらゆる権利は、すべてご主人様にゆだねます。ピアッシング、タトゥーなど奴隷の証を性奴隷ユンファの体に刻まれても構いません。またご主人様へのご奉仕のさいには感謝の言葉を述べ、ご主人様のお情けでいただけるおちんぽ様に感謝し、ご主人様の貴重なザーメンを一滴残らず体内に収めて吸収することを誓います。
4.性奴隷ユンファが万が一、性処理によって本契約期間内に妊娠したさいには、その妊娠した子供の父親と性奴隷ユンファは無条件で結婚いたします。(なお、性奴隷ユンファと結婚した者はカフェ『KAWA's』とハプニングバー『AWAit』の経営を担うこととし、性奴隷ユンファは一生その者に仕えることとする。) (また性奴隷ユンファは、本契約期間中であっても自らご主人様に結婚を要望することができ、その場合この本奴隷契約は破棄されることとする。)
4.性奴隷ユンファの卵子もすべてご主人様が好きに扱ってよいご主人様の所有物であり、ご主人様がお決めになられた妊娠するべきタイミングにおいて、ご主人様に妊娠を命令された場合も逆らわず、性奴隷ユンファは喜んでどなたの子供でも、何人でも妊娠いたします。(なお性奴隷ユンファには、ご主人様が定めたタイミングまでは借金に加算される形で、ご主人様から避妊薬が配給されることとする。ただし性奴隷ユンファは、自分の判断で避妊薬、および抑制剤を飲むことは許されない。)
5.本契約期間中および契約満了後において、性奴隷ユンファは心身的障害が発生した場合、ご主人様に対して賠償請求、および訴訟等ご主人様にご迷惑をおかけするような行為は一切いたしません。
6.性奴隷ユンファは本契約期間中、ご主人様の便利な道具であるため、カフェ『KAWA's』のみならず、夜間営業時の当店(ハプニングバー“AWAit”)の勤務にも誠心誠意励みます。勤務中は性的な要望を含め、性奴隷ユンファはご主人様のいかなる命令も喜んで遂行いたします。
また、“AWAit”にて第三者との性交契約が発生した場合、性奴隷ユンファは嫌がらずそれに応じます。お客様のご要望には、ご主人様がNGを出した件以外は全て喜んでお受けするものとし、性奴隷ユンファはいかなる拒否権をも有しません。
7.性奴隷ユンファは本契約期間中、ご主人様の所有物です。ご主人様のご利益となる行為はすべて喜んで受け入れ、遂行いたします。
8.性奴隷ユンファは24時間、いついかなるときにも自由な時間を有しません。ご主人様がご命令の際には、睡眠時であっても飛び起きます。また眠っている性奴隷ユンファを犯していただいても構いません。性奴隷ユンファの体をいつでも好きにお使いください。
9.性奴隷ユンファはご主人様に心身ともに服従し、どのようなご命令にも笑顔を浮かべて無条件に従います。
10.ご主人様に対しては敬意を払い、愛を込めて接するように努め、お情けで犯していただける前、犯していただいたあとには土下座をして感謝の言葉を述べます。
11.性奴隷ユンファは、ご主人様のご指示にある衣服のみを身に着けます。全裸で外を歩けと言われても従います。またご主人様がご命令なさらない限り、二階の居住スペースでは原則ご主人様がお与えくださった首輪と、エプロンのみを身に着けます。
12.ご主人様にいつでも犯していただけるオナホとなるため、おまんこには常にバイブを挿入し、またアナルをケツまんことするための拡張も怠りません。また口まんこ、喉まんこにいたっても、ご主人様が気持ち良くお使いいただけるようにフェラチオ、ディープスロート、イラマチオの練習を怠りません。
13.ご主人様のご命令であれば、どなたであっても性奴隷ユンファのご主人様としてご奉仕いたします。性奴隷ユンファは、どなたの元に貸し出されても構いません。
14.性奴隷ユンファは奴隷家政夫として、炊事、洗濯、掃除等、ご主人様の身の周りの一切のお世話を喜んで務めさせていただきます。また、ご主人様がお帰りの際には玄関まで土下座でお出迎えし、お疲れのご主人様を誠心誠意いたわり、ご主人様のおちんぽ様を口まんこで即尺してお清めいたします。
15.性奴隷ユンファは何時間でもご主人様のご全身にご奉仕いたします。またご主人様がお眠りの際には、ご命令があればご主人様が眠りに落ちるまで、ご全身をくまなく舌と唇で愛撫させていただきます。そして、ご主人様がお目覚めの際にはおちんぽ様をやさしく口まんこでおしゃぶりして起こし、お目覚めのあとご命令があればおまんこ、ケツまんこ、喉まんこ、口まんこ等、性奴隷ユンファの好きなところをお使いいただいて、朝一番の濃いザーメンを性奴隷ユンファにお恵みください。
16.入浴の際にはかならずご主人様と入浴し、性奴隷ユンファの体を使ってご主人様のお体を清めます。またご主人様のおちんぽ様や指は、性奴隷ユンファの口まんこ、またはおまんこで丁寧に一本一本ツボ洗いさせていただきます。
17.ご主人様がお望みであれば、性奴隷ユンファは何者にもなり、どのようなプレイにも喜んで従事いたします。
18.性奴隷ユンファは、ご主人様がお小水を催された際にはお手洗いについて行き、おちんぽ様をそっと支えてご排泄をお手伝いいたします。また、便器へとお小水をご排泄されているおちんぽ様から目をそらさず、ご排泄が終わるまでしっかりと見届けます。その後のおちんぽ様は、性奴隷ユンファの舌と口でやさしくお清めさせていただきます。そのさいにご主人様がご勃起なさった際も、どうぞ性奴隷ユンファのどこでも、すぐにお使いください。
19.性奴隷ユンファのおまんこ、ケツまんこ、口まんこ、喉まんこ等はご主人様の所有物であり、のみならずご主人様は、性奴隷ユンファの体のどこにでもザーメンを排泄してください。またご主人様のご命令であれば、ご主人様をはじめとしたすべての方に性奴隷ユンファの体をどこでも開いてお見せし、お使いいただきます。
20.ご主人様のご命令がない限り、性奴隷ユンファは決して自分の意思でオナニーはいたしません。またご主人様のご命令があれば、いついかなるとき、どのような場所においてもオナニーを実施し、どのような方へも性奴隷ユンファのみじめで浅ましいオナニーをご照覧いただきます。
21.万が一ご主人様のご命令に性奴隷ユンファが背いた場合は、どのようなお仕置きも喜んでお受けいたします。もしくはご主人様のご気分がすぐれないとき、ご主人様のご気分次第で、いつでも性奴隷ユンファにお仕置きをしてください。
22.性奴隷ユンファはいやらしいオメガであり、淫乱な浅ましい性奴隷だと常に自覚し、いついかなる場合、タイミングにおいても発情しておまんこを濡らせるように努めます。なお、ご主人様のメス奴隷である性奴隷ユンファは、お情けでお許しがいただける場合を除いて射精いたしません。性奴隷ユンファのオメガおちんぽは役に立たない不要の付属物であり、性奴隷ユンファの性器はおまんこ、ケツまんこ、口まんこ、喉まんこのみです。
23.なお、性奴隷ユンファはご主人様のお体、お心を心の底から愛し、恋をして、自分の身よりも大切に扱うことをここに誓います。
ツキシタ・ヤガキ・ユンファは本契約期間中、人格、固有財産、身体の保全等の権利を自らの意思で、ご主人様へ喜んでお委ねいたします。この証として本契約書に自署記名の上、この権利をご主人様へと捧げることを誓います。
〇〇年 ◯月 〇〇日
ご主人様 ノダガワ・ケグリ
ノダガワ・ズテジ
性奴隷 ________ 』
「………、…、…」
僕の目の前にある、おぞましい内容の“性奴隷契約書”を見て、…僕は今にも吐きそうだった。
いや、もちろん僕は元々わかっていた。
そう、ノダガワ・ケグリ氏の思 惑 を、察してはいたのだ。…その思 惑 というのは、オメガならばほとんどの人が察するところだろう。
つまり、ケグリ氏の思 惑 というのは――若いオメガである僕の、体 だったのだ。
正直僕は、そ れ をわかった上で、“どうなってもいい”と此処に来た。――何もかもが“初めて”ではあったが、その“初めて”をかなぐり捨てる覚悟でケグリ氏の元へと来たのだ。
しかし…僕はてっきり“後者”のほうであると思っていたところを、まさかの“前者”――ケグリ氏と僕が、“結婚する”ことを迫られるとは、正直つゆほども予想していなかった。――ましてや、こんなおぞましい内容の“性奴隷契約書”を用意されているとも思っていなかった。
甘やかされて育った僕には思い付きもしない、それはあまりにも酷い内容であった。
ともだちにシェアしよう!

