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             僕は恐ろしくて恐ろしくてたまらず、ガタガタ震えながら――もうどうしたらいいのか、わからない。   「…ごめんなさい…、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…ごめんなさい、ごめんなさい……」    謝ることしか、できない。   「ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」   「…………」   「許して…許して…、っ許して…お許しください、お許しくださいご主人様、お許しください……」    ソンジュさんは――ギッと脅すように大きくベッドをきしませ、グッと僕に顔を寄せてきた。…ギロリと睨みつけられ、僕は、…()()()()()()。   「ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」   「……ユンファさん…」   「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…」   「……はぁ…、…ユンファ…、…」   「…ごめんなさ…んっ…」    ソンジュさんは、僕の唇を塞いだ。  優しくも大きく、じっくり、ゆったりと僕の唇を食むソンジュさんの、その唇に――僕は、濡れたまぶたを閉ざした。…下まぶたに、まつ毛が張り付いた感覚がする。  僕の片頬を優しく撫でる、ソンジュさんの手のひらはあたたかく、…心地良い。    ふ…と離れたソンジュさんの唇は、僕の薄く開いた口の中に、息を吹き込む。――「怖がらなくても大丈夫だよ、ユンファ…」と、僕に優しい息を吹き込んでくる。   「…貴方の気持ちが落ち着くのなら、首輪をあげる…」   「………、…」   「俺は貴方になら、何だってあげる…――性奴隷契約書でも、首輪でも…優しいキスでも、何でもあげるよ……」    する…する…と僕の片頬を愛おしげに撫で、愛おしそうな伏し目がちのソンジュさんの目は、僕の瞳の中を覗き込んでくる。――ちゅ…と軽く触れるだけのキスをして、ソンジュさんは、悲しげに笑う。   「…首輪、着けてあげるね……」      そうしてソンジュさんは、僕の上から退いた。              

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