265 / 689

26※

                「…ははは…、アルファのデカチンに恐れ多くなりましたか?」   「…………」    はははって…ソンジュさん、誇らしげだ。――いや、同じ男としてその気持ちはわかるのだが、…ソレ(デカチン)を受け入れる側の僕としては、笑い事じゃない。  ソンジュさんは、僕のローブの腰紐をほどいてきた。…待って、ちょっと待て……――ドドドドド、と緊張というか警戒というかで、僕の心臓が早鐘を打つ。…確実に今は期待感ではない。   「…さ。ユンファさん…俺のことも脱がせて」   「………、…」    吐きそうだ。ストレスで。  (多分)一回はナカに迎え入れたのだろうソンジュさんのソレだが、…あのとき…結構、本当に…痛かった。――いや、動かず馴染ませてくれたあとは、本当に…むしろ、いつもよりも気持ち良かったんだが。  あの痛みをもう一回ともなるとな…正直、うぅん――とか思っているくせに、僕の手はもうソンジュさんのスラックスを脱がせている。なぜか逆らえない圧がある。…デカいからか…?    見ないように顔を背けながら――僕は一気に、下着ごと一気に。…ズルッと。  ボロンッビン! …っていうなんか、もちろんそんな音は立つわけもないものの、見てもいないのにデカすぎて、その動きの熱風が僕の片頬にかかったんだが。   「………、…」    おかしい…()()()()()はおかしい。  あ…? ていうか僕、あのときも彼のを触ったような気がするのだが、…いやまあ、あのときも大きいと思ったような気はするが、――こんなにデカち…いや、立派なモノだっただろうか。…正直あのときはぽーっとしていて、もうよく覚えていない。  恐る恐る横目に見るソンジュさん――の、ソレ。   「……ハァ…ッうわは、お、おっきいですね゛……」   (マジの)変な声出た。思わず(恐ろしくて)息を呑む。  デカすぎ……子供の腕くらいある――しかも反り返っている。…あんなの入るわけがない。  しかし――ソンジュさんは床に落ちたスラックスや下着から足を抜くと、僕の片手を取り。   「……ぅ…ッ」    ……握らせてきた。  デッカい…長い…太い…熱い…硬い――自慢しているように、僕の手を使ってソレをゆっくり扱くソンジュさんは、僕にサイズを確かめさせているようだ。   「コレが今から…ユンファさんのナカに全部入るんですよ、ふふふ…」   「……は、…ぃゃ…」    は、入らないと思いますが。――少なくとも()()は。   「…ほら、ちゃんと見て…」   「……ッ、…」    怖いけど、…僕は勇気を出して、恐る恐る顔をそちらへ、そして――ソンジュさんの勃起を見る。  僕はオメガだから体質的にそうなんだが、…なぜかソンジュさんも()()()()。であるから、余計にデカさが際立っている。  反り返っている。太い血管が這うソレ、…でも、意外と色味は穏やかだ。――ソンジュさんの肌色が象牙色で白いほうだからだろうか、…もちろん自身の色は海綿体が皮膚に覆われているため、肌色に左右されるところもある。――ただ、ぷっくりと濡れた先端が濃いピンク色だ、さくらんぼのよう…意外と、こんなに…興奮してくれていたんだ。    完全に勃起している…もはや何もせずとも、これなら挿入することが可能だろう。――僕のことを、愛撫していただけで、…こんなに……どうしよう。    ――あまりにも嬉しすぎて、…熱く目が潤む。   「……はぁ…、…」    ゴクリ。――喉を鳴らしてしまった僕は、確かめるようにソンジュさんのソレの全体を、根本から先端まで、手のひらでゆっくりと撫でさする。  熱い…硬い、太い……はぁ、はぁ、と自然に吐息が乱れてゆく…――皮はあまり先端に被っていない。…それこそカリがしっかり張っているから、だろうか。   「………ん…♡」    あ…何か、我慢できなかった。  小さな口に、口付けてしまった。――舌を出して、舐めてみる。つるつる、ふにふにとした熱いソコは濡れて、小さな穴から漏れた体液は、少しだけしょっぱい。   「…なんでそういう…エロいことするの? クク…」   「……美味しいです…、…はぁ…」    頭の中がコレでいっぱいだ…――もっと舐めたい。  目を瞑り、濡れてくる…僕自身が、トクトク切なく脈打つ。――咥えてみると、…おっきい。  口を大きく開けないと、歯が当たってしまいそうだ。…先端だけでも、満足感がある。――僕は咥えた先端を、口の中でペロペロと舐めつつ…疼くナカに指を挿れた。   「…ん…♡ ふぅ……」    こんなにおっきいの、ココに入るだろうか。  全部、挿れられたら…――僕、どうなるんだろうか。  ソンジュさん…僕のココで、気持ち良くなって、くださるだろうか…――?   「……んん…♡ ん……♡」    ソンジュさんのザーメン、飲みたい…――ナカにも、欲しい。…子宮にあったかいザーメンかけられると、気持ちいい。  …ゆっくりと、ちゅぷ…ちゅぷ…としゃぶってみる。…唇、舌、上顎、舐めているだけで気持ちいい。頬の粘膜に擦り付けられるのも、好きだ。    コレが喉の奥まで入ってきたら…――絶対息、止まる。  死ぬかも…苦しいかも…でも、――欲しい…。    イラマチオされて…――口も喉も、ズボズボ犯されて…頭ぼーっとして、えずくの、気持ちいい。   「……ユンファさん…? ふふ、焦らなくても…これからたっぷり、えっちなことは何でも、いっぱいしましょうね…」    僕の頭をなで…なで…としてくるソンジュさんは、「一旦、お口から離して…?」と――僕は口を離し、ぼーっとしながら、ソンジュさんを見上げた。         

ともだちにシェアしよう!