「さっさとやるぞ。日が暮れる」 ぎゅっと胸に握り拳を作った手を強引に引っ張られた。 短い悲鳴を上げ、引き寄せられる形となったミコの唇をフリグスの唇で黙らせた。 目を見開くミコのことを気にする素振りもせず、フリグスは歯を立てそうな勢いで唇を食み、それがさっさと口を開けろと言われているようだった。 その唇に押されそうになりながらも、震える口を小さく開けると、強引に舌を捻り込まれた。 驚く隙もなく、逃げ場のないミコの舌は許可なしに入ってきたフリグスによって捕らえられ、蹂躙された。 フリグスのペースに流され、あっという間に息が切れたミコはぼんやりと霞みがかっていた。 息継ぎするのに必死なミコのことを知ってか知らずか、逃さまいと顎を掴み、素直に従ったと思った舌を乱雑に掻き回す。 しかし、乱暴で雑な舌遣いとは違い、片手で器用に脱がされ、晒された素肌に滑る手つきは優しく、撫でられる度に甘い痺れを感じていた。 その痺れが次第に下腹部の熱へと伝わり、その手荒で優しいことをしてくるフリグスにもっとして欲しい、痛気持ちよく感じている小さな局部に触れて欲しいと思ってしまっていた。 リエヴルの時はただ痛く感じるソレに思いが通じたのか、フリグスが包むような形で握り、上下に動かす。 「ふ⋯、っ⋯⋯ん⋯⋯ふ⋯⋯は⋯⋯ぁ⋯⋯っ」 掴んでいた手が顎から離れ、そこでようやく自分のペースで息を吸えるようになったミコは、ガクガク震える足を自分で支えきれなくなり、フリグスの肩に必死にしがみついた。 そのうちカリ首、先端部をなぞるように親指で触れていたフリグスの指は、尿道口を押し付けるように弄りつつも、空いていた手を今度はミコの後ろに回し、ズボンのスナップに手をかけた。