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20.
「うん⋯⋯。でも、そのおかげで少し目が覚めたんだ」
「そのまま目が覚めなくてもいいのに。そしたら、今度はボクが気持ちよくさせてあげられたのに」
「⋯⋯っ」
手を絡めてきたリエヴルに押し倒された。
また副作用となったリエヴルの相手をしなければならないのかと半ば呆れながらも、「ちょっと、リエヴル⋯⋯っ」と押し返そうと手に力を入れようとした時。
ぐりぐりと足の間にリエヴルが硬いものを押し付けてくる。
それは先ほど嫌と思いながらも、欲しがっていたフリグスの雄と同じものだと瞬時に分かってしまった。
「リ、リエヴル⋯っ! なんてものを押し付けているの!」
「何って、ボクのおちんぽだよ。気持ちいいでしょう⋯⋯っ?」
「気持ちよくなんかない⋯⋯!」
「気持ちよくない⋯⋯? ああ、そうだよね。コレのせいで、この快感を知らないんだよね。あのフリグスに射精されても、ふにゃちんのままだし。⋯⋯でも、まだ未精通って、たまらないなぁ⋯⋯」
「止めてっ!」
力いっぱい押し退けた。
大きな声を上げたのもあって、ぽかんとしたリエヴルが目の前にいた。
ミコはキッと睨みつけた。
「今はこんなことしている場合じゃないでしょ! 補習しに行かないとまた言われるよ!」
ミコ、と何か言いたげに口を開くリエヴルに耳を傾ける気もなく、引きずるような形で補習へと向かった。
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