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38.リエヴル→ミコ フェラ

「ミコ、ボクが慰めてあげようか」 「⋯⋯ぇ⋯⋯?」 「ソコが痒いの、ボクがどうにかしてあげられるかも」 「そんなこと⋯⋯」 「いいからいいから」 痒みを人にしてもらったら、どうにかなるものなのか。 それともリエヴルはかゆみ止めの薬かなにかを持っているのだろうか。 痒いことで頭がいっぱいなミコは、深く考えることも近づいてくるリエヴルのことを押しのける気力もなく、彼に任せることにした。 リエヴルはミコの前で膝を着いたかと思うと、そのまま頭を地面にまで近づける。 一体どうするつもりなのだろうと思ったのも一瞬で、あろうことかリエヴルは、足の間の赤く腫れ上がったミコの小さなモノを口に含んだのだ。 「リエヴル⋯⋯っ! 何、してるの⋯⋯!」 「⋯⋯んっ、何って、毒素を抜いてあげているんだよ。虫に刺された時にするでしょ?」 「けど、そんなところ口に()れるなんて⋯⋯」 「ミコならしてあげたいけど? 杖を貸してくれるって言った時もお礼でヤるって言ったでしょ?」 「でも⋯⋯んっ」 毒素を抜くというのも、きっと杖のことだって建前だ。それらを言い訳にしてただそうしたかっただけだ。 話は終わりだと言わんばかりに再び口に含んだリエヴルの口内の温かさと、舌先で尿道口を無理やりこじ開けようとする行為に、不快感と痛みで「やめてっ」と悲鳴じみた声を上げて、引き離そうとした。 ところが、捕らえて離さまいとばかりにリエヴルは口を咥えたままだった。 「リエ、ヴル⋯⋯っ、いたい⋯⋯!」 「こうは?」 「いーーーっ!」 リエヴルが吸い上げた。 瞬間、何とも言い難い鋭い痛みが走り、腰が飛び上がった。

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