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65.※フェラ→挿入
「⋯⋯おいっ、どこを触っている」
「どこって、玉っていうか⋯⋯膨らみ、っていうか⋯⋯感じていたから、触ったんだけど⋯⋯」
「⋯⋯⋯オレを気持ちよくさせたいのなら、今回は特別に許す」
「いいの⋯⋯?」
「⋯⋯いいから早くやれ。興醒めする」
「あ、ん⋯⋯ふ⋯⋯っ」
頷く前に、フリグスに頭を掴まれ、半勃ちとなっている己を口に含ませた。
先程のように掴んだだけで、フリグス自ら動かさないだろうと確認してから、頭を前後に動かしつつ、許しを得たその袋を触った。
「⋯⋯ぁ⋯⋯う⋯⋯」
器用に同時にできず、時折忘れてしまう頭をゆっくりと動かし、手に包むように弄んでいると、小さく呻く声が聞こえた。
気づかれない程度に見ると、手の甲で口元を押さえ、薄らと汗を滲ませるフリグスの姿があった。
激しくはない口淫であるが、さすがに敏感な部分を弄られると、思わず抑えきれない興奮が漏れてしまうのだろう。
こんな下手くそでも悦んでもらえているようで良かった。
口の中で興奮で昂っているソレを主に口で昇りつめる。
ぶるっと、咥えているソレが震える。
この感じは。
口で受け止める心の準備を整えようとした。
「⋯⋯もう、いい」
深いため息を吐きながら言ったフリグスが頭を押し、無理やり引き離した。
「こっちに尻を向けろ」
「⋯⋯う、ん」
自分で弄っている時と同じ体勢となった。
「挿入 れるぞ」
「うっ⋯⋯ん⋯⋯っ」
背を向けた時、腰を掴んだかと思えば間もなく口に入れていたモノが入り込んできた。
気持ちの準備が落ち着いていない時の勢いに、息が詰まった。
ぶわっと、背筋が粟立つ。
早々に奥に到達した滾るフリグスの自身は、やや身を引いたと思った直後、隙間という隙間が入らないぐらいに出し入れしてくる。
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