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66※性交

「あ⋯あっ、あ、あっ、うっ、んっ、ンッ、あっ」 余裕がないのかと思うぐらいに速いフリグスの腰の動きに、短い喘ぎを漏らす。 ミコの尻とフリグスの付け根が密着する()が短く、しかしぶつかり合う音が激しく、フリグスの雄にミコの唾液を纏わせたその卑猥な音が部屋に響き、その影響もあってか、興奮で激しさが増していった。 口ではミコにマーキングするため、自分は性交に対しては興味なく、事務的にしているという言い方をしていたが、やはりフリグスがこういうことをしたかったのではと思ってしまう。 口淫によって頂に届きそうだったからかもしれないが。 ぱちゅっと密着したフリグスが小さく呻く。 肉壁に絡んでいたモノが生き物のように脈打つ。 それはミコの奥に魔力を射精(ほうしゅつ)していった。 「あっ、あ⋯⋯ぁ⋯⋯っ」 背もたれに掴んでいた手に力が入り、しかしそれに気をやられないようにしつつ、零さないように繋いでいる箇所を締める。 腰が上がってしまうほどの快感と微弱な電流が流れるような初めての感覚。 フリグスが魔力に何かを施したのだろうか。 その魔力が奥に全て放たれたらしく、小さく震わすそれをナカで感じた後、ふっと力が抜けた。 「は⋯⋯ぁ、はぁ⋯⋯」 「まだ終わってないからな」 「はへ⋯⋯?」 息を吐きながら言うフリグスの言葉を、ぼんやりとした頭で理解できずにいるミコの腰を抱えたかと思うと、フリグスがソファに座った。 つまり背面のままフリグスの膝の上にミコが乗る形になったということだ。 でも、どうしてこんな体勢に。 いつもなら、一回で終わっていたのに──。 「あ"っ、あぁ⋯⋯っ!」 突然、息が詰まるような衝撃が襲った。 それは繋がったままのところからだったようだと、最奥にいるフリグスの雄を締めていたことで分かった。 さっきよりも強い衝撃に耐えきれず、ミコは後ろへと倒れ込んだ。

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