「まだ終わってないと言ったはずだが」 「は、ぁ⋯⋯ぁ⋯⋯っ」 「む、むりぃ⋯⋯」 「ならばオレが動く。文句は言うなよ」 「ダメ、やめて」とせめてフリグスから離れようとしたが、一旦離していた腕は今度は腹部を抱えられ、抵抗も虚しく、彼が腰を突き上げた。 「やっ、だぁ！ あ"、あっ、やっ、あっ！」 目の前が火花が散っていたのが、やがて目を細め、眩しさを感じるような衝撃が繰り返し、その言いようのない快感がずっと続くのかと思うと、自身がおかしくなりそうで、その快感から逃れようともがいたが、しっかりと回された腕から逃れることが一切できなかった。 下から突き上げる快楽に溺れるしかなかった。 「あっ、あっ、ぁ⋯⋯！ あっあっ！ あ！」 背後から突きとは違く下からの突き上げは、常に密着し、より深く挿入(はい)る重たいソレは、確かな形として主張し、乱れた声を上げる。 「あ、あっ、あっ、⋯⋯〜〜っ！」 ズンッと、腰を上げた直後。びゅるっと白液が迸った。 背中を弓なりに仰け反らせ、ガクガクと身体を震わす。 「あ⋯⋯っ、あ、ぁ⋯⋯」 今まで連続して射精(だ)されたことがなかったミコのお腹は、一度目がまだある中で射精され、間もなく終わるそれはやがて苦しみへと変わった。 「あ、お、なか⋯⋯おなか、が⋯⋯」 「腹部がどうかしたのか」 「くるし⋯⋯っ」 「結構な量を射精したからな。⋯⋯これで大丈夫だろうと思うが」 そう言いつつ、ミコの腰を上げる。 「あ⋯や⋯⋯っ」 三度目をされるのかと思ったのも刹那、ずるりと引き抜かれ、その強烈な快感に身を震わす。