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91.※指入れ→挿入

それでも終わらないフリグスのキスによる責めは激しく滾らせ、求めてくる。 舌を絡めるキスは幾度なくしたことはあるが、ここまで激しいのはしたことがない。 戸惑いを覚える中、フリグスの舌が離れていった。 まだ名残惜しいといったようにフリグスの舌からは、銀の糸が垂れていた。 「⋯⋯は⋯ぁ、フリ、グ⋯なん⋯で⋯⋯」 「あの日の夜のことを⋯試したいだけだ」 あの日の夜? 試したいことって? 問いたいが、乱れた息では到底無理だった。 そんなミコのことを露知らず、フリグスによってうつ伏せの状態となった。 途端、ズボンのスナップボタンが壊れてしまうのではないかと思うぐらいに雑に外した。 いくらミコに魔力供給するのが面倒と口では言っていたが、こんなにも乱暴に外されたことがなかった。 まるで何かに対して怒りをぶつけているようだった。 何に対して? 何か怒らせるようなことをした? あの夜のことだって、ミコが何かしたわけではないはず。 「は、ぅ⋯⋯っ!」 晒された萎みにローションが垂らされたようだ。急な冷たさにきゅうっと締めた。 が、そんなことは構わず、ローションを絡めた指を強引に()れてくる。 「は⋯⋯ぁ、っん、んん⋯⋯っ」 強引に(はい)ってきた指が奥へと進み、締めたままの肉壁に絡んでくる。 無理やりはいつものことで慣れてしまった身体はびくびくと反応をしている。 が、魔法をかけていないのか、気持ちよさに達する前にずきずきと痛みが伴い、無意識に臀部を上げていた。 「い⋯⋯っ」 「指だけで達したのか」 「いや、ちが⋯⋯いっ⋯⋯」 「なんだっていい。挿入れるぞ」 「え、ちょ、ま⋯⋯っ、⋯あ"⋯⋯っ!」 一気に引き抜かれた指よりも圧倒的な質量。 それが容赦なくミコのナカへと挿入(はい)ってくる。

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