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105.※ルイス視点 指責め

それから足の間の根元を戒める魔道具に触れた。 「後ろは散々ルーグロリア君に許してしまって、私が初めてじゃなくなったけど、ミコの大人になる瞬間は私が最初に見られるね」 ふっと笑った後、その部分に手のひらをかざし、呪文を唱えた。 その瞬間、奇妙な文字が浮かび上がったのも束の間、パーンっと弾け、根元を飾っていたものは霧散した。 長年、そこを戒めていた箇所はくっきりと赤く痕を残していた。 しかし、そのことに対しても自分のものだと思った時、小さく笑わずにはいられなかった。 その痕を愛おしげに指先で撫でる。 ピクッと小さく反応した。 「ずっと戒めていたから、ここが気持ちよくなることを知らないよね。なら、私が教えてあげるよ」 そのまま指で優しく撫でると、ピクピクと小さく揺らめく。 その反応を確認しつつ、今度はそのまだ手のひらで収まる程度のミコのを包むように軽く握り、親指の腹で撫でた。 「⋯⋯ん、ん⋯⋯」 寝言のように小さく唸っているような声が聞こえた。 そこでようやく聞けた小さくて愛おしい子の声に、ふふっと笑い声を漏らした。 その可愛らしい声をもっと聞きたくなり、萎みに指をゆっくりと()れた。 他人に何度も許してしまったソコは、いとも容易く指を呑み込み、改めて受け入れてしまっている事実に嫉妬の炎を燃やした。 「んっんん⋯⋯っ、⋯⋯ぁ⋯⋯」 善がり声が大きくなった。 そこで自身が怒りで指を速めてしまっていることに気づき、されど緩めることなく善い声を聞きたいがために、指を折り曲げ、最も善い声色を出してくれるであろう部分を押した。 「あっ、ぅ⋯⋯っ」 ビクンッと身体を震わせたミコは先走った。 ああ、可愛い。 自分の指で可愛らしく啼いてくれるだなんて。 身を震わせ、緩みそうになるほど笑みを浮かべた。 「ねぇ、ミコ。ココをずっと押してたら精通してしまうかも。できれば起きて、君と大人になる瞬間を見たいな」 「起きて、ずっと我慢してきたことを解放してあげるよ」と優しく押した。

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