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106.※ルイス視点
「あっ、ん⋯⋯んっ、んん⋯⋯っ」
ビクビクと震わせ、その快感から無意識に腰を引いているミコを執拗に追いかけ、追い詰める。
「ん⋯っ、んんっ、⋯⋯んっ」
そうしているうちに薄く目を開けた。
穢れを知らない純粋な瞳がぼんやりと捉えた。
「せ⋯⋯せぇ⋯⋯?」
眠っていたからか、少し掠れた声で呼ぶ。
普段の声とは違って、その掠れた声でさえも愛おしくて微笑む。
「ミコ君、おはよう。今、君の大好きな手で君のことを大人にしてあげようと思っているところだよ。今までに感じたことない気持ちよさを感じるでしょう?」
「あっあ、おと、な⋯⋯っ、ん、んんっ」
「さっきよりも我慢汁が溢れてきた⋯⋯。私の手がそんなにも大好きなんだね。嬉しい⋯⋯」
額にキスをする。ミコはビクッと身体を震わす。
同時に挿 れている指が肉壁がぎゅうっと絡みつく。
可愛い。
「ミコ君は、先生の手で大人になりたい?」
「あ、あっ、あぁ、あっ」
「それとも先生のモノで大人になりたい⋯⋯?」
「あっ、あ⋯⋯せ⋯せぇの、ちん⋯⋯が、ほし⋯⋯」
快感で言うのに精一杯な気持ち良さげな声で、願望を言ってくる愛おしい存在にたまらなく笑みを深める。
「そう⋯⋯じゃあ、ミコ君のお願いを聞いてあげるね」
指をゆっくり引き抜いた後、両膝を着き、ズボンを脱ごうと手をかける。
やっと。やっと長年待ち焦がれていたことが今、叶う。
「──おい、変態教師。オレのものに何をしようとしている」
自分達以外の気配を背後から感じてしまった。
興が逸れた。
無になったのも一瞬で、怒りを混ぜた声の主に向けた時は、笑みを張り付かせた。
「へぇ、来れたんだね。さすがルーグロリア家の嫡男」
黒髪の教え子は、怒りを滲ませた。
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