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1-18※二輪挿し

「んっんっ! ぁんっ! んんッ、んぅっ!」 「先生、さっきよりも善がってないかッ? すげぇ締めてくる⋯⋯ッ」 「んぅ、んんっ、んんぅ!」 激しく揺さぶられ、喘ぐことしかできないルイスのナカに新たに熱いものが迸るものを感じた。 また穢される。 どさくさに紛れて力んで排出しようとした。だが、男のモノが行く手を阻んだ上に先走りのようだった白液が大量に注がれて意味をなさなかった。 元から力むことさえもできずにいたのだから、どちらにせよ無駄な抵抗だった。 二人分の精液がナカにある。 苦しい。気持ち悪い。 「お前、もう射精()したのかよ。早漏か?」 「なわけねぇだろ。先生があまりにも締めてくるもんだから、射精()ちまったんだろ。なぁ、先生?」 「⋯⋯ん⋯⋯ッ」 「ま、そういうことにしておくよ」 「なんか癪に触るな⋯⋯。てめぇも早かっただろうよ」 「あ? どこかだ?」 「なあなあ、オレも先生のナカに挿入()れたいんだけどっ!」 「んんーッ!!」 まだ背後にいる男のモノが挿入れたままであるのに、そのナカを無理やり挿入(はい)ってきたのだ。 重苦しい⋯⋯ッ。 訴えるような声を上げた。しかし、塞がれた口ではただ唸っているだけで誰もルイスの言葉に耳を傾けることはなく、欲を貪る。 「おいおい何挿入れてやがんだよ⋯⋯ッ」 「んッ! んッ! んぅッ!」 「いいだろぅ⋯⋯ッ、先生もこんなにも悦んでいやがるんだからよッ!」 「んっッ、んーッ!」 やっぱり、自分のことなんて誰も聞いてくれない。 誰よりも魔法が扱えるのに、たったあの魔法が扱えないだけで見向きもされなかった頃からずっと変わらない。 そんな自分でもあの子だけでは見てくれて、言葉に耳を傾けてくれた。 それなのに、私の元から離れていく。 何もかも奪われていく。

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