「先走りすごいね……もうイっちゃいそう？」 「っ、んんっ、まひろ君っ、だめ……っ」 「だめじゃないくせに。すっごいね、ガチガチに脈打ってる、」 「あッ、ぁあンっ……っ、んんンっ」 　パンパンに膨れ上がったソレを上下にシゴく度にぐちゅぐちゅと卑猥な音が響き、森本さんは細い喉元を晒しながら目に涙を浮かべる。その姿に俺の中にわずかに存在する加虐心が煽られ、自然と手の動きが大胆に激しくなっていく。 「アあぁっ、だめだめっ、まひろ、くん、っ……イっちゃ、う……っ」 「イきたいの？初対面の歳下にぐちゅぐちゅシゴかれてイくの？森本さん男なのに、女の子みたいな声上げて、ねえ？イくの？イきたいの？」 「ひっ、あぁア……っ、んっ、イきたいっイきたいですっ」 　舌を突き出しながら高い声で喘ぐ姿に思わず笑みが溢れる。 　良かった。気持ちよくなってくれてる。男だからって女性のお客さんと変わらない。俺は俺の出来るサービスをするだけ。喜んでもらうだけ。 「ねえ、上手にイけるかな？森本さんのおち○ちんからびゅーびゅーって。みるく出すとこ見たいな？あ、ここ女性向け風俗だから森本さんは女の子か。じゃあここはおち○ちんじゃなくてクリちゃんだね」 「っ！アんっ、んんんーっ、あっ！だめっ、だめっ」 「みるくじゃなくて潮吹きだね。ねえ、見たいな？森本さんの潮吹くとこ見たいっ」 「んっ、ああぁンっ！イきたっい、イくっ……んんンっ」 　俺の手をドロドロに汚す先走りを先端に擦り付けながらラストスパートをかければ、森本さんの腰がびくびくと跳ねる。 「っ、まひろ君っ、もうっ、あっ！イくっ、俺……っ、あっああンっ！」 「イきたいね？いいよ。きもちよくイこうね。ほら、上手に潮吹けるかな？ほら、ほら」 「あっあぁアッ！ンーっ、イっ、ッあぁアアーーっ！！」 　一際高い声が上がり、ドロドロに濡れた先端から勢いよく白濁が飛び散る。パタパタと森本さんの腹と俺の手を汚すそれを見て、満足感と達成感が湧き上がった。 「は、アっ……んっ、はあっ、はあっ」 「上手にイけたね。気持ちよかった？ねぇ、俺にこういうことされたいって思ってたの？女の子にされたいって思いながら俺のこと追ってくれてたの？」 「っ……、ン、言わない、で。また、勃っちゃうから、」 　顔を真っ赤にして俯く森本さんの宣言通りにゆるゆると硬度を増していくソレ。また加虐心がうずうずと湧き上がり始める。 　横目で時計を盗み見てまだ時間に余裕があることを確認し、まだ白濁で汚れたままの手を森本さんの下半身に伸ばす。 　その時だった。 「ずっと、ま、まひろ君が、女の子になるとこっ。想像してた……っ」 「……え、？」 「入店した時から、顔、可愛くてっ。まひろ君のこと、ぐちゃぐちゃにしたいって、思って、追ってたっ」 「……あ、え……？」 「次、まひろ君が気持ちよくなって……？」 　真っ赤な顔のままゆっくりと手が伸ばされ、思わぬ発言に固まる俺は簡単に押し倒されてしまう。 　するり、こちらを伺うようにぎこちなく伸ばされた指先が、硬く勃ち上がった俺のソレに触れる。 「っ、ン、待って…っ、」 「まひろ君のも勃ってる……俺のこと女の子みたいにして、興奮したの？」 「アっ、っ……森本さっん、待って、待って、」 「俺もね、まひろ君を女の子みたいにしたいって考えながら、興奮してた」 「ひっ、あアぁッ」 　ぎこちなかった手元がしっかりと上下に動かされ、先端から先走りが溢れるのが分かった。 　禁止行為である本番さえなければ、女性客の中でも俺のソレに触ってくる人は何人かいた。それでもリードはしっかり保っていた。こんな高い声を上げて感じ入ることなんかなかった。 「だめっだめっ、もりもと、さん……っ、んんンっ、」 「まひろ君のクリちゃん、綺麗だね。ビクビクしてる、はあっ、可愛いっ」 「ちが、うっ、ちがうっクリじゃない……、っんんあっ、アっア、」 「はぁっ。可愛いっ、まひろ君っ上手に潮吹き出来るかな？」 「アあんっ…、やめっ、だめっ」 　自分がさっきまでしていた女の子扱いが今度は自分に返ってきて、羞恥で顔が熱くなる。それなのに先走りが止まらない。興奮してる。こんな扱いされてるのに。 「ねえここ、触っても良い？まひろ君のおま○こ、っ」 「っ、だめっ、あっア！そこは、だめっ」 「すご、ヒクヒクしてる」 　森本さんの指先が誰にも触れられたことなんか無いそこを優しく撫でる。さらに増した羞恥心に目をぎゅっと閉じて顔を背ける。 　恥ずかしい、恥ずかしい、やばい、そんなとこ、恥ずかしい、 「はあっ、指、入れるねっ」 「っ……だ、めっ、ンんんんぅ……！」 「まひろ君のおま○こ、とろとろであったかい。ほら、勝手に俺の指を飲み込んでくよ？はあっ、ピンクのおま○こっ、可愛いっ、」 「あぁアっ！うご、かさないでぇ……っ」 　あっさりと飲み込まれた指先が先走りを塗りたくりながら俺の中を容赦なくかき回す。耳を犯す卑猥な音に頭がくらくらした。 「手マンされて感じてるの？さっきまで俺のこと攻めてたのに？今度はまひろ君が女の子になっちゃったね」 「やあァっ、言わないでっ、言わないで……っ、だめっ、んんっ」 「ほら、クリちゃんもまた膨らんできたよ？はあっ。イきたい？ぐちゅぐちゅ手マンされながらクリちゃんシコシコされてイきたい？」 「ああァンっ、だめっ、きもちっ……、アっ、あぁんッ、だめっだめぇ、っ」 　腹に付く程に勃ち上がったそこはもう限界で、扱かれる度にズキズキ痛む。勝手に溢れる喘ぎ声が止まらない。やばい、これ、やばい。女の子みたいにされてるのに、やばい、 「アっ、アっ、イくっ、だめッ！イっちゃうっ！きもちっ、いッ、んんアっ、あっあんッ、」 「えっちなまひろ君のえっちな潮吹き見せて？おま○ことクリちゃんでイくとこ見せて？はあっ。まひろ君ッまひろ君っ」 「もっ、やばぁっだめっ、イくっ！イッ……やっ、アぁアああンーーっッ」 　頭が真っ白になるくらいの快感に腰がビクビクと跳ねた。息を整え余韻に浸りながら目を開ければ、俺の腹に飛び散った白濁をうっとりと眺める森本さん。 「まひろ君、やばい、想像以上に可愛かった……」 「っ、はあっ、はアっ。俺も、やば、かったっ、」 「本当に夢みたい……出禁もペナルティも、罰金だっていくらでも払うよ。幸せだからいい……俺もう死んでもいい……」 　肩を震わせて涙を浮かべる森本さんに笑みが溢れる。ダメージひとつ無いツヤツヤの黒髪にそっと手を伸ばして、耳元で囁いた。 「出禁になんかしないから、また指名してね……？」 　あーあ。これで俺も共犯。なんてね、 ――――end