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どんなに小さなものでも、 莉衣の世界では輝いているらしかった。 世界を楽しんで、 世界を愛して、 生きている莉衣が羨ましくて 自分もそうなりたくて 俺は死ぬのを、諦めた。 莉衣と一緒に生きられるのであれば、 そうしたかったから。

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