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いい子だね。 3

「橋名くんは、何がしたい? 俺にどうして欲しいか、聞いてあげるから言ってごらん」 耳元で囁かれ、体が熱を持ってしまっていて 橋名はまた布団を握り締めながら、小さく口を開いた。 「さ…触って欲しい…です…」 頭の中に浮かんだ欲求をそのまま吐露すると、彼の手が優しく素肌に下りてきた。 首の辺りから鎖骨へと指が滑ってきて、もう片方の手は腕に触れた。 「触る?どこをどんな風に? 優しく撫でる?それとも…」 鎖骨から胸、腹へと滑り落ちてきた指は彼の言葉通りに優しく撫で やがて太ももの辺りをぎゅ、と摘まれて思わず息を呑む。 「ちょっと痛くする?」 ばくばく、と心臓が跳ね上がって呼吸が荒くなっていってしまう。 人差し指で優しく太ももを撫でられ、かと思えば爪を立てられたりつねられたりまた優しくなぞられたりした。 「引っ掻く?つねる? 橋名くんはどうされたら気持ちいいのかなぁ?」 耳元で囁かれながら、彼の手は足の間へと滑っていって 下着の上から屹立してしまっているその中心を人差し指で撫でられる。 「ほら言わないとわかんないよ、橋名くん」 彼の指が優しく引っ掻くように下着の上から中心を刺激して その焦らすような手付きに思わず熱い吐息が溢れてしまう。 「あ、う…全部気持ちいい…です」 「可愛いこというなぁ」 篠田は小さく笑いながらも、掌で撫でるように中心に触れてきて びく、と身体が揺れてしまう。
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