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いい子だね。 6

やがて彼は膝立ちになり、先程橋名の口を蹂躙していた指で自らの蕾を解し始める。 「…、っ、橋名くん…」 甘い声で呼ばれると心臓が爆発しそうだった。 唇を舐める彼の舌に、眼鏡の向こうの滲んだ瞳に、その白い肌と揺れる腰に釘付けになる。 どこか焦ったそうな表情に めちゃくちゃに抱きしめて、その首筋に噛みついたりして彼を悦ばせたいという欲求が湧き上がってきて 思わず動いてしまった腕に彼が優しく触れて静止される。 「だめ、だよ…動いちゃ…」 彼の上擦った声が脳を支配しているようで、 どうしようもない熱を持て余して、切なげに眉を寄せる彼を見上げるしかなかった。 「いい…?俺が良いって言うまで、イっちゃダメ。 わかった?」 やがて篠田は、先程よりも更に張り詰めた橋名の欲望に触れ首を傾げてくる。 わけもわからず橋名が頷くと、彼は小さく微笑んで欲望を自らの蕾へと充てがった。 「ん…、はぁ、はしなくん…、っ」 ゆっくりと腰が下され、欲望が彼の中に突き立てられていく。 侵入が進む度に篠田の身体は、びくびくと小さく震え どこか辛そうに眉根を寄せて、ぎゅ、と唇を噛むその様がとても綺麗で目が離せなくて。 「っ、…はい、っちゃっ…た、ね…」 やがて橋名の欲望は根元まで、窮屈で蕩けそうなほど熱い彼の中に飲み込まれていって 篠田は紅潮した顔で微笑んだ。 「…俺の中、気持ちい?動かしたい?」 彼が僅かに腰を動かすそのもどかしい動きに耐えられなくて 橋名は必死に頷いた。 「動かしたい…っ…です」 「ん、いーよ?俺の、ことも…気持ちよくして…?」 許可を下す間にも彼の腰が甘く揺れていて、 橋名はどうしようもない熱に支配され彼の言葉が脳に届いた途端、その腰を掴んで揺さぶった。
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