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聞いてあげるからさ 2

「あれえ?あんまり触ってないのに変だなぁ ねえここ、どうなってるのか俺に教えてもらえる?」 彼の足の裏に撫で回されて、橋名は震えながら滲んだ瞳で彼を見上げる。 「も…勃ってま…す…」 「そんなことは分かってるよ 見せてって言ってるんだけど?」 どこか怒っているような声色に橋名はびく、と身体が跳ねて 慌ててベルトに手をかけた。 「ごめんなさ…、い」 謝りながらスラックスのボタンを外し服を脱ごうとするのだが彼の足が邪魔をしてきて どうにか隙間からチャックを下ろすことに成功したが 下着に手をかけようとすると、また邪魔をされてしまう。 「ねえ、早くして?」 「っ…」 くすくすと彼は笑いながら下着の上から屹立した中心を優しく踏み付けてきて そこから伝えられる刺激と、早くしなければという焦りと 意地悪されている、という感覚でぐちゃぐちゃになっていって じわぁっと視界がぼやけた。 「橋名くんさぁ、俺が地味で陰キャの何にも出来ないおじさんだからって 何してもいいって思ってるよねえ」 どうにか彼の邪魔をかい潜って膝立ちになり下着とスラックスを下ろすが、すぐに腰が砕けてしまって 半分脱げかけた状態で倒れるようになり思わず彼の足を抱き締めるように掴んでしまった。

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