「あ…、きもち、い…っ…」 その申告も、口の中がいろんな液体で溢れて飲み下せなくて溢れて行ってしまうことも 全部全部頭をぼうっとさせて、無我夢中で吸い付いてしまう。 「…っ、あ…、だめ…いっちゃ…う、って…」 彼の腰は逃げたそうに引いていって頭に触れた手に引き剥がされそうになるが、橋名は彼の腰を抱き寄せて 自分でも頭を動かして彼を愛撫し続けた。 「っ…、あ…っ…ぁあ…ッ」 彼は小さく悲鳴をあげ、口腔の中に生暖かい液体が流れ込んできた。 ありえないくらい満たされた心地になって、暫く彼の腰を押さえつけたままその液体を飲み下していく。 「っ…は…しなく…」 彼は震えながらも頭に触れてきたが、全然離す気になれなくて 橋名はそのまま彼の衣服を脱がすようにして、臀部を撫でその間の蕾を探った。 口の中の中心は、柔らかくなりかけていたが 彼のナカに指を侵入させながらも尚も舌を絡めて吸っていると、彼の身体はびくびくと跳ねている。 「…っ、待っ…てぇ…」 達したばかりで身体が敏感になっているのか、彼の声は上擦っていて余裕がなさそうだった。 ナカを探る指は、すぐに彼のポイントを見つけ出してそこに触れると彼はびくりと震えた。 「あ、ァ…っ、や…」 その場所を優しく撫で付けるように刺激すると、彼の足はガクガクと震えて 口の中にあった中心が熱を持ち始める。 橋名はようやく彼の自身を解放すると、お腹に唇を押し付ける。 「…っ…は…、サナギさん…気持ちいい…？」 彼を見上げると、沙凪はヘッドボードにしがみつくようになっていて その口からは唾液が滴り落ちていた。 その余裕の無さそうな表情には、思わず目を細めてしまう。 「ん…、きもちかった…ぁ」 彼は再び橋名の上に落ちてくると、両手で橋名の顔に触れて顔を近付けてくる。 「いいこ…だね」 ちゅ、と瞼に口付けられどこか恍惚とした表情で見つめられると また頭がぽわぽわとなってしまう。