いつも涼しい顔で単独行動しているクールビューティーなミント君。 そんなミント君が唯一組むのが、スイーツカーストのトップに君臨するチョコ君だ。 でもミント君は分かってる。 チョコ君は誰とでも組むってことを。 フルーツ達やナッツ達に飽き足らず、ポテチや柿の種とも組んじゃう節操なしのチョコくん。 でも良いんだ。 チョコくんと組む時の甘く爽やかな時間。 その時をひっそりと楽しみにしているミント君だった。 「なあ、チョコ〜、なんでミントとなんて組むんだよ？　アイツまじで歯磨き粉じゃん」 バナナ君にそう話しかけられチョコ君は苦笑いした。 「だって、ミントには俺しかいないだろ？」 チョコ君は優越感を感じていた。 アイツを輝かせられるのは俺だけだ、と。 でもチョコ君は後に気付くことになる。 ミント君はお茶やアルコール界隈ではかなりモテると言うことを……。 完