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第8話
身体をひかせると、首筋に噛みつかれた。
「父さんっ、くびはみえるからだっめ、んんっ」
「玻璃に見つかるのが嫌?そうそう、お見合いのことなんて言ってた?」
会長は俺が社長を好きなことを知っている。
思わず睨みつけると、くすっと笑ってばかだねと呟いた。
ばかなことくらい知っている。
たとえ俺が女だとしても社長と付き合えるなんてあり得ないし。
ただ、思うくらいならいいだろ?
社長とどうにかなろうなんて微塵も思ってないんだから。
「ひぇ?いやだぁぁぁっ。むりっもっと緩めてっ、とうさっとうさん!おねっがいぃぃぃぃぃいい!」
バイブとローターをいっきに動かされ目の前がちかちかする。
いった後の敏感になっている身体に刺激が与えられ、気が狂いそうだ。
「もっゆる……して…」
そこで意識が途絶えた。
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