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第32話
「ひゃっ?なっ何、勝手に指入れてるんですか!?ぃやあ、、ちょっ、まってっ……うぁ」
「魅弥、声を出すな。あと少しで取れる。」
「んっんぅ」
声を出すなと言われ、必死に抑えても快楽に従順なこの身体では、気持ち悪い声が出てしまう。
腕をきつく噛み締めると少しましになった。
「取れたぞ。捨てておく。」
「ふぇ?………ありがとう……ございます……」
やっと、地獄のような時間が終わった。
指を入れられただけで女性みたいに喘いで、慣れた身体だとすぐに分かった――だろう。
会長に汚され続けた俺の中に社長が触れたことが辛かった。
「っ魅弥!すまん、そんなに嫌だったか?泣くな」
「社長のせいじゃないので大丈夫です。…なんか目にゴミが入ってしまって。すみません、もう家に帰らせてください。」
「帰せるわけないだろう。俺が泣かしたのにすまん。お前のこらえたような泣き顔は見たくないんだ。」
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