43 / 123

第43話

『ねえ、魅弥に今晩来るように伝えてくれなかったの?』 「伝えるわけないだろう。」 『楽しみにしてたのになー。で?今日は楽しかった?魅弥を落とすゲームでも始めたの?』 「お前と魅弥を引き離す。魅弥が2度とそっちに向かわないように。ゲームなんかじゃない。」 『へー。まあ、玻璃と付き合ったらさすがに手出す気も無くなるかな?』 「もう切るぞ。いちいち、電話をかけてくるな。」 『…玻璃。あの子を期待させて、俺と会わなくなったら捨てる、なんてことは辞めろ。………まあ、別にどーでもいっか。おやすみ。』 ………ブチっ…………… 「魅弥…分からないんだ…………」

ともだちにシェアしよう!