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第66話
「会長、要件はこれで終わりですか?」
「あぁ、玻璃と別れたらまた戻ってきなさい」
会長はそういって、俺に口付けた。
「おい!親父!話が違う!それに、俺と魅弥が分かれる日なんて来ない」
「最後に1回くらいいいでしょ?じゃあね」
社長は俺の手を引き、会長の部屋を出た。
「あっ!はー兄とみー兄だっ。二人とももっと帰ってきてよね!ここに住んでるの俺以外、全員40以上なの知ってた!?みんな、かたくるしいんだよね〜
あっいや、こんなこというんじゃなくて、みー兄おめでと!やっと付き合えて良かったね〜」
「え?華弥なんで!いつから知ってたんですか!?」
なんで華弥が知って!
「え…?気づいてないと思ってたの?はー兄見る度に顔赤くしたり、はー兄に彼女できた時の次の日は目真っ赤にしたりしてたのに?」
「ちょっ、もう黙ってください!」
そんなに分かりやすかったのか。
すごく恥ずかしい。
今度は俺が社長の手を引いて、この家から出た。
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