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第100話

2人で作ったというハンバーグは、食べたことのある味で、華弥が教えたんだろうなと微笑ましくなった。 「ねぇ、美味しい?美味しい?」 身を乗り出してくる華弥に美味しいよと、苦笑した。 片付けをした後、風呂にすすめられ1人で湯にちゃぽんとつかった。 久しぶりに華弥に会って元気をもらった気がする。 バートには、ただでさえ俺がいることで迷惑かけてるのに、華弥までいさせてもらい、申し訳ないな。 華弥は泊まるのだろうか。 バートと仲良くしているように見えたから。 しばらくつかっていたせいで、のぼせたようだ。 さっと身体を洗って、リビングに戻った。

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