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第115話
おいしいおいしいと言われながら、夕食とケーキを食べ終わった。
たべているとき、バートと社長が仲良くくだけた感じで話していたので、嬉しかった。
「はー兄!これ、プレゼント!」
「ん?似顔絵と肩もみ券か。ありがとな、華弥。嬉しいよ」
社長は華弥の頭をわしゃわしゃと撫で回している。
俺だけを撫でて欲しいのに……って弟に嫉妬とかどうなんだよ…
「もう!はー兄!かみがくしゃくしゃになっちゃうー!」
「はははっ、ごめんな?嬉しくて、つい」
「これは俺から。宿泊券。ぜひ、泊まりに来てみて」
「ありがとう。楽しみだ」
敬語がとれた二人は笑い合っている。
それより、この流れだと俺もプレゼント渡さないといけないじゃないか。
「すみませんが、私からはありませ……」
「みー兄はみー兄自身がプレゼント!でしょ?って言ってたよね??」
華弥が被せるように言い出した。
「そんなわけ!」
「ん?魅弥、恥ずかしがらなくていいぞ?」
恥ずかしいとかじゃなくて!
華弥、許さないぞ。
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