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第118話
社長の家の中に入った瞬間、がばっと抱きしめられた。
「ちょっ!社長?」
「お前がこの部屋にいるのが嬉しくてな。今夜はなんと言おうとお前を抱くからな」
「は…い……」
首すじにかかる熱い息だけで腰がくだけそうだ。
ベッドに激しく、けれども優しく押し倒される。
そのまま肩をおさえられ、パンツ以外すべてはぎとられた。
社長はまだきっちり服を着ていて、自分だけがこんな格好をしているのが恥ずかしい。
「社長もっぬいでください」
「ベッドの中まで社長呼びはないだろう?」
つつーと胸の間をなぞられる。
しばらく触れられていなかった身体が、熱を持っていく。
「はりぃはやく…」
「っ!魅弥、どうなっても知らないからな?」
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