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第6話
月影様に上手く言いくるめられた気もするが……
難しければ取り止めると約束して下さったし、やってみることにした
色小姓教育があるからと鈴の間に来たのだけど……ここで合っているのか?
木材で作られた襖を開け、中をそっと覗き込んだ
青蘭「はっ!!!」
バタン!!
目に飛び込んで来たのは妖艶な美青年達の裸であった
高官「ここで何をしている。入りなさい」
長身の高官に促され、鈴の間へ入った
ほんの少し室温が高く、甘くいい香りもした
さらに2つの扉があり、左右に分かれて妖艶な美青年が待機していた
私も衣を脱ぎ空いていた右の扉の前で待機をした
小姓「グスングスン……」
月影「涙を拭ってから小姓室に戻りなさい」
右の扉から泣きじゃくる小姓と薄着の月影様が出てきた
月影「次入りなさい」
嫌な予感もしたが高官が見張っていて逃げる事はできない
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部屋へ入ると薄暗く、ぼんやりと蝋燭の灯りだけが部屋を照らしていた
天蓋付きの高台な寝所……
あっ……來華様の寝所によく似ている……
月影「青蘭、ここは夜伽教育を行う場だ。ここでの事は口外してはならない」
青蘭「はい」
月影「それと、來華様からの事付けだ」
『早漏、もう少し我慢しろ』
青蘭「かーーー///」
月影「肝に銘じろ」
青蘭「はい」
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薄々勘繰ってはいたが、夜伽教育は月影様が行うのか?
月影様も相当な美貌の持ち主だ。こんなお方からの手ほどきとは……
青蘭「///」
月影「勃つのが早い。我慢しろと忠告されたばかりであろう」
青蘭「///」
この状況で勃つなという方が無理だ。
しかもいつもより月影様の口調が厳しくて程よい緊張感がより興奮を覚える
月影「はぁぁあ。来なさい」
ペチン!!
青蘭「ゔっ」
すっかり硬くなったモノを鷲掴みにされ、手荒く上下に扱われた
ペチン!
体勢を崩すとすぐに尻を叩かれた
いつもの優しい月影様はここにはいない。夜伽教育は決して甘くはなく、国王様に献上するに相応しい妖艶な美技を身につける場であった
先程の小姓が泣きながら出てきた訳がわかった気がする……
ペチン!
青蘭「月影様……皮が……」
月影「露出されていないモノなど美しくない」
青蘭「痛い泣」
幾度も擦られヒリヒリと痛む……
何度も懇願したが手を止めてはいただけなかった
青蘭「ハァハァ……」
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月影「……このくらいにしておこう。よく頑張った」
両手で顔を包み込み優しく涙を拭ってくれた。
いつもの月影様の表情に安堵するも束の間、四つん這いにされてしまうのだった、、、
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