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第18話
あぁ……緊張する…緊張する……
色小姓教育行きたくなぃぃ!!!
月影様より怖いなんて……
青蘭「ブルブル」
重い足取りでもあっという間に鈴の間に着いてしまった
もう一度かわやに行こうかな……
高官「青蘭!もう空いているから入りなさい」
このまま色小姓教育始まるの??
心の準備がぁぁ
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青蘭「…………」
スラリと背が高くよく鍛え上げられた身体の割に線は細い
來華様の背格好によく似ている……
歳は月影様よりも若いな……というか本当に若いな。
そしてこの方を見たことがある……
間違いない……護衛小姓の教育高官だ
お堅い高官ばかりだが、派手な装いでなぜかムチを常に持ち歩いていてよく目立つ。
しかし厳しいという印象は薄いかもしれない
ムチで本気で叩いているところは見たことはないし、暴力を振るわれたという話も聞かない。
あれはどちらかと言うとイタズラに使用しているのではないかとすら思うほど小姓の尻や胸を突いているのを見かける
月影様は厳しい方を担当に付けたと言って私に緊張感を与えただけなのではないか?
いじわる。
高官「青蘭」
青蘭「はい!!」
名前覚えられてた!!
高官「雪那様と來華様どちらの小姓をしている?」
青蘭「來華様でございます」
ニヤリと口角を上げて近づき跪くと、持っていたムチでそっと竿を持ち上げられた
高官「では後ろはあまり触れられぬな。ずいぶんと可愛らしいモノを付けているな。こちらを鍛え上げるとしよう。」
ゾクゾクっと全身の毛が逆立つような……胸騒ぎがする
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高官「足を開く」
イスに座る高官の前に立つとムチを使いペチペチと太ももを叩かれ足を開かされ、両手をなぜか腰に置くように指示された
青蘭「///」
下から上までじっくりと観察をされ、恥ずかしくなり扉の方に視線を向けた
まだか……?
チラリと高官の方を見ると目が合ってしまった
高官「恥ずかしいか?」
青蘭「…はい……///」
高官「もっと恥ずかしいことをしよう」
げっ。
この高官は恥ずかしいことをさせる嗜好があるようだ
高官「私が良いと言うまで、利き手で竿を掴み上下に動かしていなさい」
こういう終わりが見えないことは苦手だ
クニクニ クニクニ
すぐにはやめさせていただけないだろうからペース配分を考えなくては
しかしあのムチがいつ飛んできてもおかしくないからな
気づかれないようにしなくてはならない
高官「ずいぶん考えを巡らせているようだな」
なかなか鋭い……
青蘭「いえ……特に」
高官「何も考えずにやっているのか?」
青蘭「何も考えておりません」
高官「それではいつまで経っても終わらせられないな。」
どういうことだ……
高官「一旦手を止めなさい」
手を離すとムチで竿をすくいあげてからペチペチとイタズラしながら話を始めた
高官「全く勃つ気配がないのは想像が足りないからではないのか?青蘭は誰にどんなことをされると気持ちがいい?」
青蘭「………///」
始めに思いついたのは月影様だった……
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