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第24話 大天使アレイラの気苦労①

 リンデル王国の辺境、マレー村。  豊かな自然が広がり、放牧が盛んなこの村は、魔国に最も隣接する立地からたびたび魔族の襲撃を受ける。  第三皇子シャムルが避暑に訪れていた村であり、魔王に一目惚れした場所だ。 「マリ! 牛の世話なら変わるから、昼飯の準備しに行けよ」  トビーに声を掛けられて、マリは嬉しそうに微笑んだ。 「いつもありがとう、トビー。うんと美味しいの、作るね」  家が近くて兄妹のように育ったトビーとマリは年頃になり、お互いを意識するようになった。 「マリの飯はいつだって美味いって。楽しみにしてる」 「うん。トビーに美味しいごはん、これからも食べてほしい」 「結婚、とかしたら、一生、一緒に飯食える、よな」 「……うん」  周囲に人がいないのを確認して抱き合う。  そっと唇が触れるだけのキスをする。  照れて真っ赤になった互いの頬に触れて微笑む。  マリが手を振りながら家に戻っていった。  そんな二人を大天使アレイラは木陰からこっそり覗き込んでいた。 「やれやれ。可愛らしい二人には申し訳ないですが。これも神の導きということで、仕方がないですね」  姿を人間に変える。  大人の男性の姿に変わっていることを確認して、木陰を出た。 「失礼、村の方ですか?」  牛を追うトビーに声を掛ける。 「そうだよ。見ない顔だね。旅の人? 勇者パーティの人?」  マレー村は魔国に向かう勇者パーティの最後の休憩地点でもあるから、慣れているのだろう。  アレイラはトビーを見詰めた。 (潜在するHP、MPともに申し分ないですね。冒険者向きです。覚醒しないのは確かに勿体ない)  トビーの前に手を翳す。  指先を見詰めたトビーの目がぼんやりとして意志を失った。 「一緒に森の奥まで来てもらえますか」 「わかりました」  何の疑いもなく、トビーがアレイラについて歩く。  程よく森の奥の人怪我無い場所で、アレイラは振り返った。 「悪く思わないでくださいね。これが本来の君の運命です。牛を追うのではなく、魔族を追いなさい」  トビーの腕を抱き、口付ける。  アレイラの唇を、トビーは抵抗なく受け入れた。 「ぅっ……、ぁ、ぁぁっ」  口から軽く淫気を流し込むと、トビーの股間が膨らんだ。  するりと指で触れる。  熱く硬くなったペニスがビクンと震えた。 「その代わり、忘れられないくらい気持ち善くしてあげますから」  服をずらして勃起したペニスを露にする。  なかなかに立派な一物だ。  アレイラはガチガチに勃起した男根を咥え込んだ。 「ぁ! やめっ、そんな、しゃぶられたらっ……」  トビーの目に一瞬、正気が戻った。  快楽の刺激で覚醒したらしい。 (それなりに自我が強い。勇者向きですね。良い傾向です)  ペニスを強く吸いながら尻の穴を刺激する。  くにくにとといじりながら、指先から淫気を流し込む。  トビーの目が、またぼんやりとして、蕩けた。 「はぁ……、ぁぁ……、きもちぃ……」  アレイラの舌の動きに合わせてトビーが腰を振る。  先を強く吸って手で扱きながら後ろを刺激する。 「ぁっ……、イクっ」  絶頂しそうな瞬間に、アレイラは口を離した。  倒れ込んできたトビーの体を支えながら尻の中を指で刺激する。  コリコリとしこりを何度も擦ると、トビーが体を震わせた。 「なに、これぇ……、きもち、ぃぃ……、こんなの、しらな……」  生き荒く上がった顔を眺めながらキスをする。  舌を絡めると、トビーの方から深く絡めてきた。 「んっ……、んんっ」  しつこくしこりをいじっていたら、達してしまったらしい。  ペニスの先から精液が溢れ出ている。 「まだ達していいとは言っていませんよ。悪い子ですね」 「ごめん、なさ……、気持ち善くて、がまん、できな……」  トビーの体はまだ震えて、指で押される刺激でペニスの先からトロトロと精液が流れ出ていた。 「もっと善くなりたい?」  耳元で問い掛ける。一緒に淫気を流し込む。  蕩けた顔が悦って笑んだ。 「なりたい、もっと、きもちぃの、ほしぃ……」 「ならば、差し出しなさい。お前の総てを、私に曝け出しなさい」  ズボンと下着を脱いだトビーが四つん這いになってアレイラに尻を差し出した。 「はぁ、はぁ……、ください。太くておっきいので、貫いて」  期待した目がアレイラを眺める。  アレイラは自分の勃起したペニスを突き出した。 「ぁ、おちんぽ、おちんぽぉ」  尻を突き出していたトビーがアレイラのペニスにしゃぶりついた。  腰ヘコしながら懸命に唾液を絡めて舌を這わせる。 「なかなか才能が有りますね。上手ですよ、トビー」 「ぁ、ぁ、ぁぅっ」  尻の穴を刺激してやると、嬉しそうにしながらアレイラのペニスを貪る。 「まずは口に出しましょう。全部飲み込んで」  腰を振って射精する。  口の中に出された精液を、トビーが嬉しそうに飲み込んだ。 「大天使様の聖水、おいひぃれす……」  正気をすっかり失ったトビーの腕を引いて、尻を突き出させる。  尻の穴にペニスをあてると、それだけでトビーのペニスが震えた。 「挿れてほしいですか?」 「ほしいれしゅ、いれて、はやく、いれて」  腰を振って催促する。  ぐりぐりと少しずつ突っ込みながら、アレイラはトビーの耳に口を寄せた。

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