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第40話*
「んっ・・・んん・・・ぅっ」
「・・・はぁっ、りぃ・・・美味しい・・・もっと喰わせて」
「んむ・・・んふ・・・っ」
忘年会 から帰ってきてすぐ、玄関ホールに押し倒された。
ラグの上だし、床暖だから寒くはないけど、そーゆう問題じゃないっ!
「・・・ね、カイ・・・んっ、まって・・・べ・・・っど行こ・・・っ」
「ごめん、我慢できない・・・もうちょっと喰わせて」
「ひあっ」
こんなとこで脱がさないでっ!
玄関ホールは広くて吹き抜けで、声がちょっと響くんだよ?
恥ずかし過ぎるんだってば!
「・・・んっ・・・んぅ・・・んん"・・・っ」
指が侵入 ってきて、ナカをぐちぐちと押し広げられる。
しかもいきなり2本入れてるし・・・。
「声我慢してる?だめだよりぃ、ちゃんと聞かせて?」
「んゃ・・・ふぁ・・・ぁうっ・・・はぅうっ」
口にも指を捩じ込まれ、閉じられないようにされてしまった。
声も涎も止まらなくなるから嫌なんだけど・・・。
「また挿 れたまま階段上がろうか。りぃ、あれ好きだよね?」
「ひゃらぁ・・・っ」
好きじゃないっ!
今度こそオオカ耳毟 り取ってやるぅっ!
「挿 れたまま階段上がるの嫌なら、俺がイくまで我慢して?頑張ってね、りぃ」
「ふぇ・・・むり・・・んぁあっ!」
玄関ホールで後ろから犯される。
しかも、カイがイくまで我慢しないと・・・。
「ひぅ・・・あっ・・・ん、やぁっ」
「ここ、好きでしょ・・・っ、我慢、できる?」
「んあっ、あぅ・・・ぅゔ・・・んぅっ」
わざとイイトコばっか擦ってくる。
我慢させる気ないだろ!?
「あっあっ・・・んぐ・・・や、だめ・・・っ」
「もおイくの?りぃ、お尻よわよわだね」
誰のせいだと思ってんの!
カイが俺の事こんなにしたんじゃん!
「カイの・・・せいぃっ!」
「そっか、俺のせいでエッチな身体になっちゃったんだ?責任とってたくさん気持ち良くしてあげないと、ねっ」
「ああ"────っ!」
「あーあ、イっちゃった」
く・・・っそぉ・・・。
身体がくがくする・・・ラグも汚しちゃったし・・・。
「んぅ・・・ふぁっ?・・・や、だめっ」
繋がったまま、身体を反転させられた。
イったばかりのナカをぐりっとかき混ぜられ、また軽くイってしまう。
「りぃ、可愛い」
「・・・っ、へん・・・た・・・ひぅっ」
痙攣してる俺を抱え上げ、カイが階段へ向かう。
当然、繋がったままだ。
「ゃ・・・やぁっ、抜いてよぉ・・・っ」
「ふふ、我慢出来なかったりぃが悪いよ。でもチャンスあげよっか。ここで俺をイかせられたら、階段上がる時は抜いてあげる」
「ひぅっ!・・・ぅあ・・・んっ・・・む・・・りぃっ!」
チャンスくれる気があるような腰付きじゃないんだけど?
奥とんとんすんな・・・またイく・・・っ。
「ふふ。りぃ、無理そ?」
「んぅ・・・も・・・ぃ・・・く・・・っ」
嫌だ・・・変態酔っ払いオオカミの思い通りになるのは・・・。
でも我慢もムリ・・・っ!
「じゃ、子宮 挿 れるね」
「やらっだめ・・・ん"あ"ぁっ!」
またイったぁ・・・。
カイのスーツ、汚しちゃった・・・けど、カイのせいだし俺悪くない・・・。
「こんなに汚して、イケナイ子だねぇ」
「んゔぅ・・・かぃの・・・せぇ・・・らも・・・」
「可愛い。2階行ってベッドでたっぷり可愛がらなきゃ」
「やぁ・・・抜いてぇ・・・っ」
カイは奥に挿 れて抜かないまま、階段を上がり俺をベッドに押し倒しがんがん突いてきた。
3回目のナカ出しをされた頃、俺は完全に気を失ったみたい。
───────
「・・・ん・・・も、やぁ・・・」
「璃都 ?お風呂だよ。もう虐めないから起きて」
「ぉ・・・ふろぉ・・・?」
「そう、お風呂」
ほんとだ、お風呂だ。
いつも通り、カイを背もたれにしてお湯に浸かってた。
今日も俺はなんとか生き延びたらしい。
腰、だる・・・。
「・・・あっ」
「ん?どうしたの?」
首輪、着いてない!
やった・・・頑張った甲斐があった・・・!
「なんでもないっ」
「嬉しそうだね。そんなに首輪が嫌だった?」
う・・・なんでわかった・・・。
玲央 が「首輪の事は黙っとけ」って言ってたし、話題に出さない方がいいと思ってたのに。
「あの首輪、ちょっと重くて苦しかったでしょ?お仕置き用だから」
「おしおき・・・」
前にお仕置きって言って、お尻叩かれた事あったけど・・・あれよりはマシな気がする・・・。
良かった首輪で・・・って、なに考えてんだ俺。
「璃都は痛いの好きだから、精神的苦痛の強い首輪の方が効果あるかなって思って」
「好きじゃないっ」
「でも効果あったね。抱っこ嫌がらなくなったし。これからも俺に甘えて、いい子でいてね」
「・・・うん」
俺で酔いを覚ました変態オオカミに頭を撫でられながら、確かに抱っこへの抵抗が薄れたなって思った。
カラオケで店員さんに見られた時も「はいはい」って感じだったし。
・・・俺、このままで大丈夫かな・・・。
「いいんだよ璃都、そのまま可愛い可愛い俺だけのダメ璃都になって」
「いや良くないでしょ・・・」
そうだった、俺の番であるこの変態オオカミの目標は俺をダメ人間にする事だった。
でも、学校に行かせてくれるし、大学進学もさせてくれるし・・・。
これでも実は妥協してる、のか・・・?
「そろそろ出よう。璃都が逆上 せちゃう」
「んー・・・」
カイに抱き上げられバスルームを出て、身体を拭いてもらい部屋着も着せてもらう。
リビングのソファへ行き、ルイボスティーを飲みながらカイが丁寧にドライヤーをかけてくれた。
「俺もカイにドライヤーする」
「うん、ありがとう」
カイにドライヤーかけるの結構好き。
髪が乾いてさらさらになって、オオカ耳もふわもふになるのが堪らない。
「んふー・・・もっふわもっふわー・・・」
「璃都、おねむだね。ほら、おいで」
ソファに座ってる俺の足元に座ってたカイが立ち上がり、俺を抱き上げる。
えー、もっとオオカ耳もふりたいのに・・・。
「みみー・・・ちょーだいー・・・」
「ベッド入ってからね」
そう言いながら、俺の背中をぽんぽんするカイ。
寝かし付けるなよぉ・・・俺は子どもじゃないんだぞぉ・・・。
「このまま歩けなくなっちゃえばいいのに」
不穏な言葉が聞こえた気がするけど、俺はそのままカイの腕の中で眠ってしまった。
───────
・・・あれ・・・どこ・・・どこいった・・・ない・・・俺の・・・もふもふ・・・。
「ふふ、ここだよ璃都」
「んー・・・あったぁー・・・」
首元にすりすりしてくる、もふもふ。
さらさらだけど、もふもふも付いてる。
これだ、探してたの・・・俺の・・・。
「・・・オオカ耳ぃ」
「みが1つ足りなくない?」
くすくす笑うさらもふ、もといカイ。
「オオカミの耳だから、オオカ耳」
「ああ・・・うん?」
「オオカミ耳よりオオカ耳のが言いやすい」
「ふはっ、そっか」
自分の耳を変な呼ばれ方してんのに、嬉しそうなのなんで。
まあ、もう俺のオオカ耳だけどね。
いつか千切ってキーホルダーにしてやるんだ。
「ねえ、毟ろうとしてない?」
「・・・してないよ、まだ」
「まだ、ね」
少しは俺みたいに恐いって思えばいいんだ。
「キーホルダーにして持ち歩いてくれるんだっけ?じゃあ俺は璃都を歩けなくして常に持ち歩こうかな」
「俺より恐い事言うのやめてよ」
腱を切るとかは勘弁してください。
お耳は無傷でお返ししますので。
「もうお昼近いんだけど、なに食べたい?」
「んー、オムライス」
「了解。もう少し寝てる?」
「一緒に行く」
ベッドから出たカイに両手を伸ばし、抱っこをせがむ。
人目さえなければ、最早この行為に躊躇いはない。
寧ろ既に癖になりつつある・・・歩けるのに思わずやっちゃう時あるし・・・。
「可愛い。やっぱりもう歩けなくし・・・」
「歩けても抱っこしてもらうから切らないでっ!」
「ふふ、何を?」
腱を・・・なんて言ったら現実になりそうで恐いので、俺を抱き上げたカイの肩に顔を埋めて黙秘した。
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