「エルヴィン。もっとお前を感じたい」 　ルークに両方の膝を掴まれ、大きく足を広げられる。内腿に口づけされ、達したばかりの股間を指で弄ばれて、さっきまでの快感に痙攣している身体をルークにいいようにされる。 「ひぁっ……！　あっ、あっ、陛下っ、陛下っ」 　エルヴィンは身悶えるがルークの手は止まらない。ついにはエルヴィンの後孔に指を出し入れし始めた。 「それっ、だめ……そんなとこっ、あぁっ……！」 　強すぎる刺激から逃れたくてルークに訴えたのに、「優しくする」と全然取り合ってもらえない。エルヴィンはひぃひぃ喘ぎながら必死で痺れるような快感を享受する。 「あぁ……んっ」 　さっき達したせいか、ルークにどこを触られても敏感に身体が反応してしまう。 　ルークがエルヴィンの後孔に何かを当てがった。すっかり感じやすくなった身体は、それだけでビクッとわななく。 「う、ぁ……っ！」 　エルヴィンのそこに、何かがズブリと入ってくる。内壁の粘膜に沿うようにして中を埋め尽くすそれは、今までそこに受け入れたことのないものだった。 　ルークとひとつになっている。 　息を切らすほど身体は快感に酔いしれている。でも、嬉しい。ずっとずっとルークの特別になりたい、ルークに愛されたいと思っていた。 　その想いが、今、叶っている。 　ルークが腰を動かし、エルヴィンの弱いところを突くたびに、得体の知れない快感が押し寄せてくる。 「あっ、あっ……うぅっ……！」 　これだけでも気持ちがいいのに、ルークの亀頭はエルヴィンの中で次第に肥大していく。 「あっ、待って。そんな、大っきい、むり……あぁぁっ……！」 　エルヴィンの内壁と擦り合わせるたびに、それが刺激となってルークの陰茎がむくむくと膨張する。それと同時にそこから前立腺液が放たれ、ぬめりの中エルヴィンはさらに感じやすくなる。 「すごいフェロモンの匂いだ……優しくしてやりたいのに、エルヴィンの香りはひどく興奮する」 「あっ、あっ、うぅん……！」 　ルークが腰を打ちつけるたびに、最奥を穿たれエルヴィンはガクガクと頭まで揺らされる。 　快感を逃そうとするのに、腰を掴まれエルヴィンは自由に動けない。 　身体はルークに完全に支配されている。 　でも、気持ちいい。よすぎてたまらない。 「んーーーっ！」 　腹の奥から湧き上がる快感に何度も身体を痙攣させる。足の指の先までビリビリと快感が押し寄せ、エルヴィンはわけもわからないくらいの強い刺激に腰を揺らし、身体をのけ反らせた。 「エルヴィン。中でも達したか。お前の中が強く俺を締めつけてくる。はぁっ……すごくいい……」 「あっ、あっ、もう壊れちゃう……！」 　ルークのものは大きすぎる。エルヴィンの中でうごめくたびに膨張していき、既にみちみちになった状態なのに、そこからルークは激しく突いてくる。律動のたびに強烈な快感に襲われ、気がつくとエルヴィンは前の屹立から再び白濁をこぼしていた。 「エルヴィン、好きだ、好きだっ」 「あっ、あっ、だめ、陛下っ……あぁぁーーっ！」 　ドクドクと脈打つものから、生温かいものがエルヴィンの中に放たれる。それがすごい量で、猫獣人の小さな身体で受け止めきれられないのではないかと思うくらいだ。 「はぁ、はぁ……っ」 　ルークの激しい律動が止んだ。それでもまだルークの男根は大きさを保ったままで、結合したままの状態だ。 「エルヴィン。好きだ、エルヴィン」 　ルークに抱きしめられ、首筋に何度も口づけされる。まるで食べ足りないとでも言いたげな、食らいつくような口づけに、こんなに強くルークに求められているのかと胸がきゅうっとなる。 「陛下、好きです……」 　さっきまでの行為の余韻でひくつく身体でルークを求める。エルヴィンが両腕を伸ばすと、ルークはそこに身体を埋めるようにしてエルヴィンの唇を熱く奪う。 「んっ、ふぅっ……エルヴィン……」 「あっ……陛下……っ」 　下半身も繋がったまま、唇を奪われる。上も下もルークに犯され、頭がとろけそうになる。 「陛下ではなくルークと呼んでみろ。エルヴィンに名前を呼んでもらいたい……」 　口づけの合間にルークにねだられる。 　ルークを呼び捨てにするなんてと思ったが、エルヴィンも愛しい者の名前を口にしてみたかった。 「ルーク、ルーク……っ」 　エルヴィンがルークの名を呼ぶと、ルークが満足そうに微笑む。 「エルヴィン。愛しいエルヴィン。もう絶対にお前を離さない……」 　再びルークに唇を奪われ、熱っぽく身体を撫でられ、エルヴィンはルークとともに、ふたりだけの淫靡な世界に没頭していった。