152 / 157

【番外編】猫の日

 悠里です✨  2月22日は 猫の日。  試しに書き始めてみたら、するするとひとつお話が出来たので、  載せます♡  置き場所、どうしようか悩んだのですが、とりあえず、ここに置きます。  本編に邪魔かなーと思うので、また置き場所は考えます✨   とりあえず、一時楽しんで頂けたら(っ´ω`c)🩷    ◆◇◆  猫耳がびょこん、尻尾がふるふる。  気付いたら、オレ、猫になってた。  困ってるとこに瑛士さんが帰ってきた。  寝室の毛布の中に隠れてると、どした?と、毛布をめくられてしまった。 「あれ。なに。可愛いのつけて」  楽しそうな瑛士さんに、ちょっと涙目になっちゃう。 「ち、違うんです、なんでか耳が生えてて……ひゃあ!!」  瑛士さんが、尻尾の付け根を触るせいで、変な声が出てしまった。 「このしっぽも? 勝手に生えちゃったの?」 「や、やめてくださ、くすぐった……っ」 「んー、完全に生えてるね……」  ふむ、と考え深げに、瑛士さんがオレを見つめてくる。  その台詞に、また涙がちょっと浮かんじゃうオレ。 「……っびょ、病院行った方がいいでしょうか……」 「うーん……そうだなぁ。凛太、体調は悪いの?」 「……いえ。体調は全然……」 「そっか」  少し考えてから、瑛士さんは言った。 「じゃあちょっと様子見て考えようか。騒がれて見世物になったら困るし」  瑛士さんはとっても落ち着いていて、いつも通り頼りになる。   頷くと、またなでなでされた。 「おいで、温かいもの淹れてあげるから」  言われるままリビングについていく。  ソファに並んで、淹れてくれた甘いカフェオレを飲んで、オレも少し落ち着いた。 「それにしても、よく出来てるねぇ……」  瑛士さんは不思議そうに耳を撫でる。 「出来てるってことでもないのか。生えてるなら……」 「……はい。作り物じゃなくって」 「意志で動かせるの?」 「はい」  耳をぴくぴく、尻尾をふりふりしてみると、すごいね、と褒められてしまう。 「可愛いなぁ、凛太猫」  カフェオレを飲み終えると、なんだか眠くなってきて、ころんとソファに転がった。  瑛士さんはずっと頭と耳を撫で続けている。 「……くすぐったいです……」 「うん。でも、可愛くて。――猫ってね、尻尾の付け根とか顎から、フェロモン出るらしいよ」  ふふ、と笑いながら、尻尾にも触れて、くるん、となぞられる。  びくっと震えてしまうと、瑛士さんの表情は、いつも以上に緩んだ気がする。 「オレが凛太猫、ずっと飼ってもいいなぁ……」 「……っっ」  頬や顎もさわさわ撫でられると、たまらない気持ちになって、甘えたい気持ちが全開。 「んん……っ」 「……かわいすぎ」  めちゃくちゃよしよしと、たくさん撫でられて、撫でられたい欲求はたくさん満たされた。  ものすごく眠くなって、うとうとし始める。  すると、今までよりももっと優しく、ふわふわとオレの背を撫でながら、瑛士さんが囁く。 「大丈夫だよ、ずっと猫でも、ずーっと可愛がって守るからね」  そんな声を聴きながら眠りについて。  翌朝、目覚めたら。  すっかり、耳も尻尾も消えていた。  良かったー! と喜んでるオレを見て、  なんだかちょっと残念そうに、オレの頭を撫でる瑛士さん。  ……そこは昨日、耳がついていた辺りだ。 「……もうちょっと凛太猫のままでも良かったのにな」  何やらブツブツ言ってるけどそのうち。 「まあ、普段も可愛いから、いっか」  そんな風に言って、抱き締めてきた。  首をすりすりと撫でられると、んっ、と声が漏れてしまった。  昨日の感覚が一瞬浮かんだせいなのだけれど。  なんだか恥ずかしくなって顔が熱くて、オレは俯いた。 「ほんと、かわい。――あーでも……またいつでも、凛太猫になっていいからね?」  甘い甘い声で囁きながら、オレをひたすら、なでなでしてくる。  冗談なのか本気なのか。  ちょっと本気っぽいな、と思って苦笑してしまった。  また猫になるとか困る、と思いながらも。  瑛士さんが優しすぎて、ちょっぴりそれもいいかもよぎったのは。  内緒。 Fin 凛太猫、絶対可愛いし、 瑛士さんも激可愛がりすると思うのです(´∀`*)ウフフ(笑) 読んでくださって、ありがとうございました✨

ともだちにシェアしよう!