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【番外編】猫の日
悠里です✨
2月22日は 猫の日。
試しに書き始めてみたら、するするとひとつお話が出来たので、
載せます♡
置き場所、どうしようか悩んだのですが、とりあえず、ここに置きます。
本編に邪魔かなーと思うので、また置き場所は考えます✨
とりあえず、一時楽しんで頂けたら(っ´ω`c)🩷
◆◇◆
猫耳がびょこん、尻尾がふるふる。
気付いたら、オレ、猫になってた。
困ってるとこに瑛士さんが帰ってきた。
寝室の毛布の中に隠れてると、どした?と、毛布をめくられてしまった。
「あれ。なに。可愛いのつけて」
楽しそうな瑛士さんに、ちょっと涙目になっちゃう。
「ち、違うんです、なんでか耳が生えてて……ひゃあ!!」
瑛士さんが、尻尾の付け根を触るせいで、変な声が出てしまった。
「このしっぽも? 勝手に生えちゃったの?」
「や、やめてくださ、くすぐった……っ」
「んー、完全に生えてるね……」
ふむ、と考え深げに、瑛士さんがオレを見つめてくる。
その台詞に、また涙がちょっと浮かんじゃうオレ。
「……っびょ、病院行った方がいいでしょうか……」
「うーん……そうだなぁ。凛太、体調は悪いの?」
「……いえ。体調は全然……」
「そっか」
少し考えてから、瑛士さんは言った。
「じゃあちょっと様子見て考えようか。騒がれて見世物になったら困るし」
瑛士さんはとっても落ち着いていて、いつも通り頼りになる。
頷くと、またなでなでされた。
「おいで、温かいもの淹れてあげるから」
言われるままリビングについていく。
ソファに並んで、淹れてくれた甘いカフェオレを飲んで、オレも少し落ち着いた。
「それにしても、よく出来てるねぇ……」
瑛士さんは不思議そうに耳を撫でる。
「出来てるってことでもないのか。生えてるなら……」
「……はい。作り物じゃなくって」
「意志で動かせるの?」
「はい」
耳をぴくぴく、尻尾をふりふりしてみると、すごいね、と褒められてしまう。
「可愛いなぁ、凛太猫」
カフェオレを飲み終えると、なんだか眠くなってきて、ころんとソファに転がった。
瑛士さんはずっと頭と耳を撫で続けている。
「……くすぐったいです……」
「うん。でも、可愛くて。――猫ってね、尻尾の付け根とか顎から、フェロモン出るらしいよ」
ふふ、と笑いながら、尻尾にも触れて、くるん、となぞられる。
びくっと震えてしまうと、瑛士さんの表情は、いつも以上に緩んだ気がする。
「オレが凛太猫、ずっと飼ってもいいなぁ……」
「……っっ」
頬や顎もさわさわ撫でられると、たまらない気持ちになって、甘えたい気持ちが全開。
「んん……っ」
「……かわいすぎ」
めちゃくちゃよしよしと、たくさん撫でられて、撫でられたい欲求はたくさん満たされた。
ものすごく眠くなって、うとうとし始める。
すると、今までよりももっと優しく、ふわふわとオレの背を撫でながら、瑛士さんが囁く。
「大丈夫だよ、ずっと猫でも、ずーっと可愛がって守るからね」
そんな声を聴きながら眠りについて。
翌朝、目覚めたら。
すっかり、耳も尻尾も消えていた。
良かったー! と喜んでるオレを見て、
なんだかちょっと残念そうに、オレの頭を撫でる瑛士さん。
……そこは昨日、耳がついていた辺りだ。
「……もうちょっと凛太猫のままでも良かったのにな」
何やらブツブツ言ってるけどそのうち。
「まあ、普段も可愛いから、いっか」
そんな風に言って、抱き締めてきた。
首をすりすりと撫でられると、んっ、と声が漏れてしまった。
昨日の感覚が一瞬浮かんだせいなのだけれど。
なんだか恥ずかしくなって顔が熱くて、オレは俯いた。
「ほんと、かわい。――あーでも……またいつでも、凛太猫になっていいからね?」
甘い甘い声で囁きながら、オレをひたすら、なでなでしてくる。
冗談なのか本気なのか。
ちょっと本気っぽいな、と思って苦笑してしまった。
また猫になるとか困る、と思いながらも。
瑛士さんが優しすぎて、ちょっぴりそれもいいかもよぎったのは。
内緒。
Fin
凛太猫、絶対可愛いし、
瑛士さんも激可愛がりすると思うのです(´∀`*)ウフフ(笑)
読んでくださって、ありがとうございました✨
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