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第22話 願いは、同じだった

翌日。 神社に届いた、ひとつの絵馬。 「あれ……? これ、君の字じゃない?」 レンくんが見つけたのは、 小さな絵馬に書かれた、俺の願い事だった。 『これからも、レンくんと一緒にいられますように』 「……まさか、同じことを……」 ふたりの視線が重なった。 何も言わなくても、もう伝わってる。 願いはきっと、もう叶いはじめてる。

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