135 / 179

第135話 新婚?

 李の部屋に住み着いている。まだ三日目だが、何だか馴染んでいる。  李の部屋には、大きなベッドがあった。そして本棚。本がぎっしりだ。日本語の本。  クローゼットに洋服が詰め込んである。スーツだけ丁寧にかけてある。白いシャツ。いつもセクシーだと思うシャツ。  ダンベルが転がっている。ケンも筋トレが欠かせないから、ちょっと嬉しい。 「ううん、おはよう。起きてたの?」 「ああ、ケンの顔を見てた。」 「恥ずかしいから、やめろ!」 布団にもぐる。  李は身体がデカい。腕も太い。キツい顔をしているから痩せて見えるが、ものすごい身体だった。鍛えているケンを包み込んでしまう。  無駄な脂肪の無い引き締まった身体のケンは、李にすっぽり抱き込まれる。 (俺ってこんな、女々しい奴だったっけ?)  甘えて抱かれている自分が信じられない。 「起きられるか?」  ケンは赤くなった。昨夜の激しさを思い出した。すぐに部屋着を脱がされて裸で抱き合う。  李は耳を噛むのが好きだ。耳からだんだん前を向かされてくちづけが激しい。顔中キスされてくすぐったい。  ディープキス。慣れてきた、激しいくちづけ。 舌を絡ませて奥まで入れられる。 「あ、あ、待って。李は舌が長いね。 なんか蛇みたい。」 ますます激しく吸われる。 「はあ、あ、息をさせて。」  その大きな手が頭を抱えて離してくれない。両手でその身体に手を伸ばしてしがみ付く。  逆三角形の肩幅の大きな背中。全部筋肉だ。 くちづけが下がって降りて来た。脇腹を舐められる。  身体がピクンっと跳ねた。 「ケンは、すごく感度がいいな。」 そう言いながら、ケンの男を口に含む。意外と大きい、この逸物を口で育ててくれる。 「李、俺にもちょうだい。」  手を伸ばして李のモノをさぐる。 「大きくなってる。」  お互いを口で愛し合う。 「入れていいか?」  ローションを塗りたくって指が入って来る。 優しくゆっくりだ。後孔に、当たっている。 「痛く無いか?」 「全然、平気だよ。李、早く来て。」  ゴムを付けて、大きな質感がこじ開けて入って来た。もう慣れた感覚。痛くは無い。  大きな手で腰を掴まれてグッと入って来た。 「あ、ああ、」  いいところに当たって擦られる。李は上手だ。

ともだちにシェアしよう!