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突然の訪問者

【ましろサイド】 器具抜いてもなんだかお尻が変な感じがする。。。 はぁぁ…治療嫌だな 患者「来るぞ!!」 患者「来る来る!!」 ましろ「!!」 この病棟では先生が巡回している事を知らせて周る者がいる。 この知らせを聞き、トイレに逃げ込む者や寝たふりをする者、隠れ出す者様々だ でも夕方の診察は全員ではないらしい 体調が悪かったり、何か処置が必要な患者のところだけに巡回に来るらしいから、僕のところは来ないはずだからこのままゲームをしていよう サッ!!! ましろ「!!ひっ!!!!」 森田「何?」 カーテンが勢いよく開きよりにもよって森田先生!!! なんで?なんで!? 診察?処置?? どっちにしてもいや!! カタン イスを出して座るとテーブルの上に1冊のノートを置かれた 森田「今からでいいから排尿日誌つけて」 排尿日誌!? 僕こういう毎日やらなきゃいけないの苦手…… 出来るかなー…… そういえば今日分の宿題まだ出してない!というかやってない!! 消灯までに出せばいいけど、やるのめんどくさいなー。 森田「何か質問ある?」 ましろ「ん!?………ないです」 森田「じゃあ明日見せてね。おやすみ」 ましろ「おやすみなさい……」 サッ!!! ………何ひとつ説明聞いてなかった。 ……まぁ…いっか。 ・ ・ ・ 消灯の時間が近づき騒がしかった病棟も静かになっていった 疲れたし寝よう 同室患者「明日加藤先生いないよね?」 同室患者「いない」 こうやって夜はカーテン越しに同室患者同士おしゃべりが始まる まだ参加したことないけど 同室患者「治療日誌ちゃんと書いてないの森田先生にバレて怒られたばっかりだから明日森田先生の治療だったら詰む」 ん!!日誌!? 同室患者「森田先生マジでこえー。。。」 ましろ「…………」 まずい……この排尿日誌ちゃんと書かないと怒られる!! ・ ・ ・ ………さすがにこの時間だと先生誰もいない…… どうしよう……怒られる…グスン…… 「何か用か?」 !!! この声は……青木先生…… ましろ「…………」 青木「入るか?」 ましろ「…はぃ……」 青木先生の後ろにくっついてスタッフステーションの中へ入った ついて行ってるものの青木先生も緊張するんだよな…… どうしようかな…… 説明ちゃんと聞かなかったこと青木先生に怒られるかな…… ましろ「………やっぱり部屋戻ります。」 青木「別にいいけど、困ったことがあったからここに来たんじゃないのか?」 足を組みくるくるとペンを器用に回している青木先生 口調がなんだかいつもより優しい感じがして気づいたら隣に座っていた ましろ「森田先生に緊張して排尿日誌の説明全然聞いてなかったから書き方が分からない……です。」 青木「ふっ笑」 笑われてしまった/// ・ ・ ・ 【青木サイド】 泣きながら立ち尽くしてるからもっと深刻な話かと思ったら、日誌の書き方が分からないだけか この子面白いな 青木「じゃあまず表紙に名前を書こうか」 油性ペンを渡すと弱々しい文字で自分の名前を書いていた 消えるペンなら書き直しだな苦笑 青木「ここがトイレの回数、時間、量、痛みのあるなし、ここが失禁。つまり漏らさなかったか」 ましろ「はい」 青木「行ったけど出なかった時も書く」 ましろ「はい」 青木「出なかったのが2回続いたら先生に言う」 ましろ「はい」 青木「これだけ」 ましろ「はい」 青木「できそう?」 ましろ「……はい」 間があったけど 青木「まずやってごらん?出来なかったら先生に相談」 ましろ「……先生って森田先生?他の先生でもいいですか?」 青木「森田先生に相談したくないのか?笑」 ましろ「声かけるの緊張する。」 青木「あの人怖いのはオーラだけだぞ。 まぁ、話にくいなら無理にとは言わない。班の先生誰でもいいから信頼できる先生を見つけて相談しながら治療進めて行くんだぞ。」 ましろ「…はぃ……」 青木「消灯だ。部屋戻りな」 ましろ「……暗いところ苦手です」 青木「……わかった。部屋まで送る」

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