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集中治療室
【ましろサイド】
キョロっキョロっ
なんだここは……
スタッフステーションの中にガラス張りの個室なんてあったんだ……
ベッドもあるし処置用のイスもある
なんだこの部屋……
伊織「凄いキョロキョロしてる」
青木「落ちつけ」
落ち着いてる場合じゃない。何されるのここで……こわいんだけど
青木「尿道に管を挿れておしっこをだす処置するからね」
ましろ「!!!管を挿れる!!!」
青木「じゃ、よろしく」
伊織先生に器具を渡してる??
伊織先生がやるの!!?
ましろ「待って!………青木せんせ…が…いい…」
青木「誰がやっても一緒だぞ」
ん?どうゆうこと?
・
・
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ギュッとちんちんを掴まれ先端を消毒され、ブルブルっと寒気がしてきた
ましろ「ちょっと嫌な感じがする泣」
伊織「寒い?」
ましろ「こわぃぃ泣」
青木「痛いのは一瞬だから頑張れ」
痛いの??
メリッ
ましろ「はぁっ……いだぁぁぁあ!!いだぁぁい泣」
なにこれ痛い!!
ましろ「ぎぃぃい!いだぁあ!!泣。ゲホッゲホッゲホッ」
コリッとしたところを管が通っていき、激痛のあまり咳き込んでしまった
ましろ「ゲホッゲホッ泣」
伊織「おぉ……」
青木「白濁してるな」
管を伝って流れるおしっこを青木先生と伊織先生が見ながら難しい話をしていた
ましろ「痛い痛い泣」
伊織「わかったわかった。」
伊織先生がお腹をポンポンと撫でてはくれるが痛くて仕方ない
青木「管このまま留置と点滴」
伊織「オーダーします」
このまま?
ましろ「抜きたい泣。凄い痛い」
青木「膀胱の菌を出さないと治らないからしばらく管は挿れておこう。点滴もするから針挿れるぞ」
針ぃぃ……今日嫌なこと多すぎる
何回も刺されるやつ。。。やだぁ
青木「グーパーグーパー」
ましろ「ぐーぱーぐーぱー…グスン…」
チクッ
ましろ「!!」
チクッとしたけど凄い痛いわけではない??おしまい?
青木「ぼけーっとしてどうした?ちんちん痛いの治ったか?」
ましろ「…………痛い!!泣」
・
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【青木サイド】
ましろ「痛いぃ…いたいぃぃ!!泣」
かれこれ管を挿れて1時間は経つというのに一向に泣き止まないと伊織先生から相談され、集中治療室へ戻ってきた
青木「どこが痛い?」
ましろ「先端泣」
青木「結論から言うと抜くことは出来ない。」
ましろ「グスン…グスン…むりぃ…」
青木「気休めかもしれないが痛み止めのジェルを塗ることは出来るけど、どうする?」
ましろ「ぬってみる……ぐすん」
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